人民網日本語版 2024年5月8日(水) 5時30分
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中国の若者の間で「出張サービス」が徐々に人気になっており、訪問型ネイリストや出張シェフ、訪問型収納アドバイザーといった新職業が誕生している。
今年は5月1日から5月5日がメーデー5連休となった中国。5連休中は省またぎの旅行や海外旅行が大人気となった。旅行に出かけた人の中にはペットを飼っている人も多かった。こうした人々が旅行に安心して出かけることができた背後では、犬の散歩や猫の世話をする訪問型ペットシッターの若者の支えがある。複数の職業を持つ「スラッシャー」の間では今、「訪問型ペットシッター」が新たな選択肢となっている。
卒業を間近に控え、上海でインターシップに参加している山東省出身の00後(2000年以降まれ)の女性・李茗(リー・ミン)さんは、「毎週末と祝祭日が一番忙しい。ペットの世話をしていると心が癒され、趣味をうまく生かして収入を得ることができている。メーデー5連休中は、上海で約1500元(約3万円)稼いだ」と話す。
若者の間では、ペットの世話だけでなく、「出張サービス」が徐々に人気になっており、訪問型ネイリストや出張シェフ、訪問型収納アドバイザーといった新職業が誕生し、若い「スラッシャー」の新たな選択肢となっている。
専門の技術を活かしてサービスを提供する若者がいるほか、生活を楽しみながらお金を稼ぐスラッシャーもいる。浙江省湖州市でIT関係の仕事をしている夏俊(シア・ジュン)さんは、1ムー(1ムーは6.667アール)の畑を年間1000元(約2万円)で借り、村で最も若い「農民」となった。
夏さんは、「村民はとても親切で、水や肥料をやるのを手伝ってくれる。毎日パソコンの前に座ってプログラミングばかりしているのでとても疲れる。ある時、『シェアリング菜園』の募集を見かけて、すぐに村に来て、この畑を見つけた。大自然に触れると、精神的エネルギーロスを減らすことができる。それに、コツコツと作業すると、野菜をたくさん収穫できるという喜びもある。その無農薬野菜をコミュニティーで販売していて、近所の人の間で大好評となっている」と話す。
業界関係者は、「インターネットの発展により、『スラッシャー』が徐々に増えている。それは、現代の若者の創造力と型にはまらない姿を反映しており、開放的な社会の包容力を示しているとも言える」と分析した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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