センセーショナルな内容に話題騒然の「花の告発~煙雨に仇討つ九義人~」、ウー・チェン「じっくり見てほしい」

anomado    2024年5月10日(金) 10時0分

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「花の告発~煙雨に仇討つ九義人~」主演のウー・チェンのインタビューが到着した。(C)Tencent Technology(Beijing)Co.,Ltd

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センセーショナルな内容に話題騒然の中国ドラマ「花の告発~煙雨に仇討つ九義人~」がU-NEXTで独占先行配信されており、レンタルDVD Vol.1~6もリリース中だ。「ロマンスは夏色~恋愛の再発見!~」のウー・チェン(呉倩)と「太陽と月の秘密~離人心上~」のフー・イーシュエン(胡意旋)が豪華W主演している。

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本作は正義のために戦う不屈の人々の熱い絆と信念に心震える痛快復讐時代劇。事件と裁判の行方を描く7年前のストーリーと、ヒロインが復讐を始める現在のストーリーが1話ずつ交互に描かれていくユニークかつスリリングな構成も魅力の一つだ。微博(ウェイボー)ドラマ影響力ランキング1位やテンセントビデオ(騰訊視頻)時代劇ドラマランキング6日間連続1位など高評価を得た。

亡き親友の藺如蘭(りんじょらん)のために長年の復讐計画を遂行していく孟宛(もうえん)役にはラブコメ作品で活躍してきたウー・チェン。これまでのイメージを覆す成熟した演技を披露し、高い評価を受けた。

世を去ってもその遺志が人々に受け継がれていくもう1人の勇敢なヒロイン・藺如蘭を演じたのはフー・イーシュエン。持ち前の明るさとかわいらしさはもちろん、殻を打ち破る迫真の熱演が視聴者を圧倒した。

また、元祖時代劇美男として人気の高い「古剣奇譚〜久遠の愛〜」のチャオ・ジェンユー(喬振宇)が、上品で素敵な顔の下に強欲さを隠し、悪徳の限りを尽くす刺繍の師匠に挑戦するなど、演技派俳優が華を添えた。

本作の配信とDVDレンタルリリースを記念して、孟宛役を演じた主演ウー・チェンのインタビューが到着した。久しぶりの時代劇出演となった理由や役柄のほか、演技の工夫、フー・イーシュエンやチャオ・ジェンユーとの共演についても明かした。


■ここ数年、時代劇に出演していませんでしたが、「花の告発~煙雨に仇討つ九義人~」への出演を決めた理由は?

何年も時代劇に出演していなかったため、再び時代劇を撮ることが新鮮に感じられましたし、このような良い脚本に出会えるのは得難い機会なので、役者としてぜひ演じてみたいと思ったからです。孟宛はこれまでに演じてきた役柄とはガラリと異なります。このような厚みのあるキャラクターを演じることで、視聴者の皆さんがこれまで私に抱いてきたイメージを覆したいという思いもありました。

■脚本を読んでどこに魅力を感じましたか?

最後まで読んで、非常によく書けている脚本だと思いました。新味のある脚本で、構成もスタイルも整合性があり緻密で、キャラクター描写はそれぞれ個性豊かです。その上、ストーリーはリアルで、時代劇ではありますが劇中で起こる事件は現代にも通じるものです。性被害に直面しても多くの女性が声を上げられず、それを押し隠してしまうといったことは、今も存在する問題です。

■7年蟄居してひそかに計画を練り、敵を討って正義を取り戻すべく行動する孟宛をどのような人物だと考えますか?孟宛はなぜ視聴者に愛されたと思いますか?

孟宛はたおやかで穏やかに見えますが、中身は芯が強く何事にも屈しない気骨のある女性です。ただ、心の奥底には自尊心が低く臆病な面も隠されています。だから、呉廉から性被害を受けた当初、黙って耐えることを選びました。その原因は彼女の不幸な家庭環境にあります。父親は酒飲みで母親は苦労を重ねており、家のお金をなんとかかき集めることで煙雨繍楼に入るチャンスを得ていたのです。親友の藺如蘭の死後、何年も策謀を巡らし復讐の網を張った孟宛は、細かいところまで気が配れる勇敢で賢い人だと断言できます。ただ、彼女がより人々の心を動かす点は義理人情があって仁義に厚いところだと思います。藺如蘭の死は臆病だった孟宛が勇気を持って踏み出す転機となりました。彼女が非常な苦労をして誰もが無理だと思うことを実現していくのは決して自分のためではなく、無念の死を遂げた親友のため、世の正義を取り戻すためなのです。

■上闋(7年前)と下闋(7年後の現在)のストーリーがあり、二つの時間軸を演じなければならない構成でしたが、演じる上で特に意識したこと、工夫したことはありますか?

孟宛は7年前と現在では性格のトーンが異なります。動作、癖から語調、話すスピードにいたるまで、さまざまな面で彼女の変化を実感できると思います。声について言えば、7年前の孟宛は声音が高く話すスピードも速いですが、7年後の現在は抑えた低めの声で、話すスピードがややゆっくりになり、語調もより穏やかに変化しています。また、動きについても7年後は蘭花指(中国伝統劇の女役の手の型。中指の先と親指の先を軽く合わせ、人差し指を後ろにそらせ、薬指と小指をやや内側に曲げる)のようなしぐさを多く見せて、古代の女性の成熟した美しさを表現するようにしました。

■孟宛と藺如蘭の物語は視聴者の心を温め勇気づけてくれます。2人の関係をどう思いますか?


孟宛が命を断とうと考えていた時、藺如蘭が彼女の部屋の扉をたたき、栗のお菓子をくれます。この時、藺如蘭は孟宛の心の扉をも開けたのです。藺如蘭は気づいていませんでしたが、孟宛は以前も家族のために薬を求めていた時に彼女に助けられたことがありました。孟宛にとって藺如蘭は心に差した一筋の光で、7年もかけて復讐計画を行う勇気とモチベーションの源となっていると思います。

■藺如蘭役のフー・イーシュエンさんと共演した感想は?素顔はどんな人ですか?

イーシュエンとは気心が知れた仲でした。互いに助け合い、話し合いながら撮影していました。オススメのお店や横店影視城のグルメも紹介し合うほど仲良くしていましたよ(笑)。


■呉廉は悪の限りを尽くす悪役で、時代劇美男のチャオ・ジェンユーさんがこの役を演じたことは視聴者を驚かせました。共演してみていかがでしたか?

チャオ先生は 時代劇4大美男(チャオ・ジェンユー、ウォレス・チョン、イエン・イークアン、ウォレス・フォ)として有名で、私も幼い頃から彼のドラマを観てきました。落ち着きのある人で、撮影現場にいるだけでみんなに安心感を与えてくれる存在でした。

■孟宛は9人の義人をつなげる中心的存在となって復讐へと向かいます。これらの義人についてご紹介ください。

(孟宛と藺如蘭以外)元捕頭、役人、盗人、尼僧、商人、妓女、元山賊の義人がそれぞれの理由からこの復讐計画のために集いますが、どのキャラクターも印象深いです。彼らが勇敢に行動して声を上げたからこそ現状を変えることができたのです。互いに交錯していく運命も示唆に富んでいて、いろいろと考えさせられます。

■見逃してほしくない孟宛の名場面は?

どのシーンも見逃さないでほしいです。ぜひ最後までじっくりと見ていただきたいです。


■他の時代劇ドラマと比べてどんな特色や見どころがありますか?

このドラマは古代を舞台にしながら現実的なテーマを備えています。原作者は林奕含(リン・イーハン)からインスピレーションを受けてこの原作小説を書いたそうです。小説も脚本もそのコンセプトには独自性があり、上闋・下闋(古代の詩歌において二段に分かれた一首の詞の前段を上闋、下段を下闋と呼ぶ)の二段構成で7年前と現在を描き、それを交互に見せていく形式も新しいです。私たちが誠心誠意作り上げた作品ですので、より多くの方に見ていただければ幸いです。

■撮影中に最もチャレンジングだったことは?

清水庵で孟宛が田小玲(でんしょうれい)を説得するシーンのせりふです。その日はスケジュール変更があって急遽そのシーンを撮影することになったのですが、私には3ページに及ぶセリフを覚えるための十分な時間がなく、撮影が始まってもまだ覚えてきれていない状態でした。すると、監督はフラッシュバックを挿入することにすればせりふが減らせると言ってくれました。でもその瞬間、私の中に勝負欲と負けん気が湧き上がってきて、絶対に全部のせりふを覚えようと思ったのです。しかも時代劇のせりふは適当に言い換えたりごまかしたりすることができません。これは私にとって挑戦しがいのある出来事でした。

■撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

キャストは確かな実力のある俳優ばかりでしたので、撮影もスムーズに進み、皆が真剣に仕事に取り組むいい雰囲気の現場でした。

■本作が視聴者から評価され、豆瓣のユーザー評価で8.0の高得点を獲得したことについて、どう感じていらっしゃいますか?

視聴者の皆さんからの評価に感謝しています。また、撮影チームのスタッフ1人1人の努力にも感謝しています。

■仕事とプライベートのバランスをどのように取っていますか?どんなふうにストレスを解消していますか?

生活の中では仕事とプライベートの間に出来るだけ一線を引くようにしています。撮影では演技に集中して真剣に仕事に取り組み、オフになったら旅行に出かけます。毎年、しっかりと休暇を確保して各地に遠出するようにしているのです。時には家族と一緒に、時には一人だけで。条件さえ許せば自分で車を運転することも多いです。何にも束縛されない自由な気持ちになって移りゆく景色に浸ります。

■最後に、日本のファンと視聴者にメッセージをお願いします。

日本のファンと視聴者の皆さん、こんにちは。応援ありがとうございます。このドラマに注目してくださってうれしいです。皆さんが健やかで平穏な日々を送れますように。(編集/藤井)


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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