ジブリ・宮崎駿監督が描く「女性像」に感謝―中国ネット

Record China    2024年5月22日(水) 14時0分

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スタジオジブリの宮崎駿監督への感謝の文章が、中国のSNS・微博(ウェイボー)に投稿された。写真はハウルの動く城。

スタジオジブリ宮崎駿監督への感謝の文章がこのほど、中国のSNS・微博(ウェイボー)に投稿された。

微博で170万超のフォロワーを持つアニメアカウントは、「何度『ハウルの動く城』を見てもソフィーの人間的な魅力に引き込まれる!。宮崎監督の世界では90歳の老婆もヒロインになれるのだ。ソフィーは、突然の老化に直面しても楽観的で、誠実で勇気に満ちた少女でもある」と述べた。

そして、「宮崎監督の作品全体を通してみると、彼の描く女性キャラクターは決して一つの枠にははまらない。彼女たちは王子様の救いを待つお姫様ではなく、誰かの妻、娘、母でもない。自立した精神と勇敢な心を持ち、常に強く、自由なのだ」とした。

続けて、「彼の描く女性は伝統的な性別の枠にとらわれず、しばしば救世主として登場する。『ハウルの動く城』では、ソフィーがハウルの心を取り戻す手助けをし、彼の力となった。『千と千尋の神隠し』では、千尋が絶え間ない冒険の中で自立することを学び、最後には両親と友人のカオナシを救った。『風の谷のナウシカ』では、ナウシカが勇敢に敵対勢力に立ち向かい、大きな犠牲を払って民と自然界を守り、『魔女の宅急便』では、キキがデッキブラシに乗って眼鏡の少年を救った」と紹介した。

また、「ヒロインだけでなく、宮崎監督の描く脇役たちも非常に魅力的だ。『ハウルの動く城』の荒地の魔女は愛に夢中で、若くてハンサムな青年への好意を隠さない上、『君たちはどう生きるか』で眞人を守るキリコの姿は洒脱(しゃだつ)でかっこいい。『天空の城ラピュタ』のドーラは、盗賊でありながら義理を重んじ、欲しいものは何であれ困難を恐れずに手に入れようとする」と言及した。

その上で、同アカウントは「宮崎監督の世界では、登場キャラクターは単なる善悪ではなく、常に立体的で人々の心に深く刻まれ、愛には年齢差も優劣の境界もなく、そこにはただ『愛』の平等がある。この世界では、女性の人生の無限の可能性を見ることができ、年齢を問わず異なる花を咲かせることができるのだ」と論じた。

そして、「宮崎監督が私たちにもたらしてくれる癒しと感動、そして彼のおとぎ話の世界の女性たちへの賛歌に感謝する。皆さんにも宮崎監督が描く女性キャラクターのように自由に成長してほしい!。さて、これを読んだらもう一度『ハウルの動く城』を映画館に見に行こう。20年たっても感動は変わらない」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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