Record Korea 2024年5月20日(月) 21時0分
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16日、韓国・ソウル新聞は「日本では約1000校の小中学校で、農作物を荒らす鹿やイノシシなどを捕獲し学校給食で提供している」と伝えた。5年間で2.5倍に増えたという。
2024年5月16日、韓国・ソウル新聞は「日本では約1000校の小中学校で、農作物を荒らす鹿やイノシシなどを捕獲し学校給食で提供している」と伝えた。5年間で2.5倍に増えたという。
記事は日本農業新聞の報道を引用し、農林水産省の調査による結果だとして詳しく紹介している。17年には19都道府県の387校がジビエ(野生鳥獣の肉)を給食に活用。19年に一時、減少した以外は毎年増加し、22年には23都道府県933校で過去最高となった。ジビエを給食で提供する学校の8割は西日本に集中しており、記事は「興味深い点」だと指摘している。野性動物が生息する山間地帯が多く、農作物被害を防ぐための捕獲が増えていることが理由に挙げられている。
また、「自治体も積極的に給食でのジビエ提供を進めているようだ」とし、大分県が補助金制度を導入したことなども紹介している。捕獲から給食提供まで一体型で取り組む自治体もあり、鹿肉カレーなど子供たちが食べやすいメニューの開発も進んでいるという。
記事は「韓国ではなじみのないことだが、日本のネットユーザーは好意的な反応を示している」として、「家の食事では出てこない物を食べる機会があるのはいいことだ。特定の作物をいつ収穫できなくなるか分からない」「学校給食は教育だ。子供のころはクジラ肉が給食に出ていた」「本当に嫌なら無理に食べさせるのは問題だと思うが、さまざまな食べ物に触れる機会を持つのもいいと思う」などの声を紹介している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「野性動物まで食べるなんて低級だ」「野蛮だな」「なぜ子供たちに食べさせるのか。刑務所の食事にでもすればいい」「野性動物の肉は硬くて臭いもひどいだろうに」など否定的な声が一部寄せられているが、多くのコメントは肯定的なものとなっている。
「シカやイノシシは昔から食用にされてきたよね。日本は至極まともなことをしていると思うよ」「飼育した動物の肉よりむしろ健康上はいいような気がする」「衛生的に問題さえなければ、いい試みだと思う」「韓国もイノシシやノロジカみたいな有害鳥獣を食用に活用したらいいのでは。衛生と味はもちろん保証したうえで」「イノシシ肉は買うと高いんだぞ」「日本は本当に自由な国だな」「これだから日本には勝てない」などの声が見られた。(翻訳・編集/麻江)
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