中国・湖南省張家界市の宝飾品店で、金の指輪を床に落とした女性客が賠償金を要求されるトラブルがあった。

現地メディアによると、今月17日にジュエリーチェーン・周大福の店舗を訪れた女性が、試着していた金の指輪をうっかり床に落とした。すると店員が「指輪が変形した。丸くなくなっている」などとして女性に1250元（約2万7500円）の賠償金を請求し、「支払わなければ店から出さない」と言った。

一方、女性は「変形したようには見えない」と納得せず、店員と「曲がった」「曲がってない」の押し問答の末に警察に通報したという。

ネットユーザーからは店側の対応について「脅しじゃないか」「まるでヤクザ」「この店の製品は豆腐でできているのか？」「こんなことがあったらもう周大福では買えない」「金は柔らかいから落としたら曲がることもある。ただ、店側は修理費の根拠を提示しなければならない」「弁護士に相談した方が良い」といった声が上がった。

騒動を受け、周大福の関係者は20日に「今回お客様が金製品を落として壊したのはまったくの偶然による事故」としつつ、「お客様が試着している最中に誤って床に落下させ、製品を損傷・変形させたことで、正常に販売できなくなった」と主張した。

その上で、「賠償額は一般的に製造にかかった工賃や損傷の程度によって決まる」とし、今回の件については双方が協議した結果、女性が200元（約4300円）を支払うことで最終的に合意したと説明した。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) May 22, 2024