台湾人観光客の訪中旅行は年齢に「断層」、若者は日本に関心―香港メディア

Record China    2024年5月26日(日) 7時0分

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香港メディアの香港01は、 「中国大陸を訪れる台湾人観光客の年齢に明らかな『断層』がある」との記事を掲載した。写真は台湾桃園国際空港。

香港メディアの香港01は、 「中国大陸を訪れる台湾人観光客の年齢に明らかな『断層』がある」との記事を掲載した。

記事は台湾メディアの報道として、「台湾は2008年に両岸直行便を開放した。08~23年のアウトバウンドデータによると台湾から中国大陸に飛んだ人は累計で延べ3815万人だ」と紹介。そして「延べ3955万人の日本に次ぐ2番目の目的地」との説明を加え、「年齢別で最多は50代の延べ942万人、次に多い40代は延べ935万人。20代はわずか延べ290万人で、一方日本には2.25倍の延べ655万人が訪れた」と伝えた。

これに続けて記事は、「データにはビジネス客も含まれるが、台湾の人々の観光の好みが大まかながら分かる」とし、台湾の旅行関連団体の関係者が「訪中団体ツアーの参加者は中高年者が多く、若者はほぼ親などに連れられての参加のようだ」「若者が好むのは都市の流行文化だが、中国観光は田舎の景勝地や史跡が中心」と指摘したことを紹介。さらに、同関係者や他の識者からの「20~39歳の若者は日本文化の影響を比較的深く受けている。大勢の人が幼い頃から日本のドラマやアニメ漫画を見て育ったので、自然と日本文化に好奇心を抱く」との指摘を伝えた他、政治を最近の若者が訪中旅行に消極的な一大要素だと記した。

ただ、中国グルメ・観光を紹介するユーチューブ(Youtube)チャンネルの運営者は台湾の若者に訪中旅行をPRするにはグルメやディズニーランドを出発点にできるとしている。また、10~20歳ぐらいの人は中国に比較的好感を持っており、これには中国のSNS・小紅書(RED)や中国版TikTok・抖音(ドウイン)の使用が関係していると推測。記事は、同運営者が「20代の若者の中国に対する関心は低めだと思うが、10代はそうではないはず」として「なぜなら彼らは小紅書と抖音のある環境で育ってきたのだから」と語ったことを紹介した。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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