中国人留学生がシンガポールで転落死、「不審な点」が多数―中国メディア

Record ASEAN    2024年5月29日(水) 15時0分

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29日、極目新聞は、シンガポールで卒業式を約10日後に控えた中国人留学生が転落死したと報じた。

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2024年5月29日、中国メディアの極目新聞は、シンガポールで卒業式を約10日後に控えた中国人留学生が転落死したと報じた。

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記事によると、シンガポールで23日朝、建物の1階屋根部分で若い女性が転落死しているのを地域の警備員や清掃員が発見した。死亡したのは20歳の中国人留学生の李佳軒(リー・ジアシュアン)さんで、12歳だった16年よりシンガポールのカナダインターナショナルスクールに留学していた。今月には8年間のカリキュラムを終えて卒業試験にも合格し、6月1日に卒業する予定で、香港やマカオオーストラリアなどの大学からの選抜結果を待っていたという。

遺体が見つかった現場は李さんが住んでいた建物の隣にあったが、連絡を受けて24日に現地入りした李さんの父親は、建物がつながっておらず、居所から飛び降りて隣の建物に転落するのは不可能ではないかと疑問を抱いた。また、李さんが使用していた携帯電話やノートパソコン、タブレット端末などがなくなっており、発見された際にも携帯電話や財布を持っておらず手に現金を握っていたのみだったとして、現地警察に対して監視カメラの映像確認により転落した原因を調べるよう要求したものの、警察は積極的に応じていないとのことだ。


父親は李さんが死亡する2日前の21日夜に李さんとビデオ通話をしており、その際は李さんに変わった様子は見られなかったとしたほか、転落する直前の23日午前2時ごろにも友人と連絡を取っていたと指摘。李さんのシンガポールでの生活について「完全に適応していた」と語るとともに、すでに卒業試験や大学への出願を終えていたことから勉学上のストレスもなかったはずだとしたほか、プライベートでは同じ学校の中国人男子学生と半年以上交際していたと明かした。

李さんの遺体はすでに火葬され、父親とともに故郷の浙江省寧波市に戻ったという。父親は再びシンガポールに赴く予定で「一生のエネルギーを懸けて、理性を保ちながらこの件を処理していく」と語り、現地警察が積極的に捜査を進めることを願った。

記事は、李さんが通っていたインターナショナルスクールに本件を問い合わせたところ、対応した職員が「自分は回答する立場にない」とのみコメントしたと伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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