50キロ走ってもレンタルバッテリー返却スポットが見つからず、利用者がブチ切れ―中国

Record China    2024年5月31日(金) 0時0分

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29日、瀟湘晨報は、広東省でモバイルバッテリーをレンタルしたものの返却可能スポットが一向に見つからず、怒りの余りバッテリーを投げつけたというネットユーザーの書き込みが注目を集めたと報じた。

2024年5月29日、中国メディアの瀟湘晨報は、広東省でモバイルバッテリーをレンタルしたものの返却可能スポットが一向に見つからず、怒りの余りバッテリーを投げつけたというネットユーザーの書き込みが注目を集めたと報じた。

記事によると、同省深セン市のネットユーザーが27日に「モバイルバッテリーを返却するのに50キロも探し回ったのに見つからず、頭にきてバッテリーを投げつけた」とネット上に書き込んだことが議論を呼び、「郵送で返却できたはず」「延滞料金狙いで業者がわざと空きスポットを埋めているのかも」といった意見が寄せられた。

当事者は29日にインタビューに応じ、「義理の母が携帯電話の電池がなくなったため深セン高速鉄道駅でモバイルバッテリーをレンタルした。義理の母はその日のうちに深センを離れたため、自分が代わりに返却することになったが、午後10時頃に電動バイクでアプリを使いながら返却スポットを探したものの、スロットがすべてふさがっているか、スポット自体が撤去されていて見つからないかで、2時間以上かけて50キロ近く走ったのに結局返せなかった」と語った。

当事者によると、チャージ終了後に24時間以内に返却しないと延滞料金がかかるとのことで、翌日に再び空きスロットのある返却スポットを探し回ったものの一向に見つからなかったという。これ以上探しても時間の無駄と感じ、公式サイトのカスタマーサービスに連絡を取ろうとしたところすでに多くの順番待ちが発生していてつながらず、怒りに任せてバッテリーを投げつけたという。

レンタル事業者のカスタマーサービス担当者は取材に対して「もし返却できないことが心配な場合は、借りないことをお勧めする」と答えるとともに、借りる場合はできる限り持ち去らずに同じ場所に戻すこと、どうしても見つからない場合は郵送で返却すれば、延滞料は取られないことなどを提言した。

また、延滞料発生を目当てにスロットが意図的に埋められるのではという疑問に対しては「通常はありえない」と否定するとともに、アプリの返却スポット情報について「一部で情報の更新が追いついていない」とし、スポットが移動したり撤去されたりする可能性が低いショッピングモールを利用するよう勧めた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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