「日本人は実は遠慮しない」、台湾アナウンサーが報告した地下鉄の光景に反響

Record China    2024年6月1日(土) 10時30分

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日本を旅行で訪れた台湾のアナウンサー、王軍凱さんが、「日本人は実は遠慮しない」と指摘して自身が日本の地下鉄で見た光景をSNSでシェアした。写真は王軍凱さんのフェイスブックより。

日本を旅行で訪れた台湾のアナウンサー、王軍凱(ワン・ジュンカイ)さんが、「日本人は実は遠慮しない」と指摘して自身が日本の地下鉄で見た光景をSNSでシェアした。

妻と一緒に日本を旅した王さんが地下鉄での光景について自身のフェイスブックに投稿したのは5月29日のことだ。内容は「朝、空港に向かう途中で観光客に遠慮しない日本人の姿を2回見た」というもので、王さんは「日本人は権利を侵害されたと感じた時、実は遠慮なしだ」とつづってから自身が目撃した二つの光景について伝えた。

その一つ目は「通勤客で車内が混雑する中、列車が駅に到着すると荷物を引いて乗っていたドア付近の観光客が下車しようとする日本の女性客に押し出された」という光景で、王さんは自分にも混んでいない車内で日本の男性に肘鉄された経験があると付け加えた上で「台湾で地下鉄に乗ることは少ないけれど、同じような状況を想像すると台湾人ならきっと口で『通してください』と言うはずだ」と記している。

二つ目の光景はスーツケースを持って乗っていた家族客に起きた出来事。うっかりぶつかってきた母親を日本の若者がすかさず蹴るところ見たのだという。

王さんは、どちらもアジア系の観光客だったと述べて「欧米の観光客なら同じような状況になるかどうか分からない。ただ言えるのは、日本人の礼儀正しさは『あなたに迷惑を掛けないからあなたも私の権利を侵害しないで』の原則の上に成り立っているということだ」とつづっており、この投稿が注目を集める中、あるネットユーザーは「コロナ禍の後、大勢の日本人が礼儀正しくなくなったように思う。特に東京、京都、大阪といった観光客が爆発的に多いところ。アジア系観光客に対する日本人のいら立ちは明らかで、ここ数年はそれが増している」との反応を示した。

この他、「実はこれこそが彼らの本来の習性だ。おじぎや笑顔は仕事をする上で必要だから。実際のところ親しみにくい人は多い。日本人と一緒に働いたことがあれば分かるよ。彼らが欧米の観光客に遠慮するのはぶつかっても勝てないからだ」という声や、「混雑した生活空間の中で優雅さを保つのは難しいと思う。ほとんどの人が緊張して慌ただしく、顔は無表情。広々とした田舎はのんびり感がぐんとアップして、みんな親切でフレンドリーになる。ただ台北は混雑していても人は親切だけどね」という声も。

また、「オーバーツーリズムはすでに日本人の通常の生活に影響を及ぼしている」と切り出し、「だから彼らの観光客に対する容認度はますます低くなっているんだ。観光産業に従事しない人は利益を得られず、むしろその害を被っている。観光産業は現場の忙しさが増すだけで、利益が得られるのはオーナー階級だけなのではないか。日本円はますます安くなって日本人は海外に行きにくい。でも国内でも外国人と観光資源を奪い合って、ホテルは宿泊できないくらいに値上がり。このままだと彼らが優しくあり続けるのは難しいだろう」との指摘も寄せられている。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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