2024年6月3日、韓国・京郷新聞は「韓国の5月の輸出が前年同月比11．7％増加し、8カ月連続プラスとなった」と伝えた。

記事によると、韓国の5月の輸出は前年同月比11．7％増の581億5000万ドル（約9兆1530億円）を記録し、22年8月以降で最大となった。輸出増加率は昨年10月にプラスに転換して以降、8カ月連続プラスとなっている。

半導体の輸出は前年同月比54．5％増の113億8000万ドルで、7カ月連続プラスとなった。自動車の輸出も前年同月比4．8％増の64億9000万ドルで、5月としては過去最大となった。船舶の輸出は、高付加価値船舶の液化天然ガス（LNG）運搬船中心の受注が増加し、前年同月比108．4％増の20億6000万ドルで10カ月連続の増加を記録した。

地域別では、対中国輸出が半導体・ディスプレー・無線通信品目の好調により前年同月比7．6％増の113億8000万ドルを記録し、22年11月以降で最大となった。中国は03年6月から20年以上、韓国の最大輸出国だった。昨年12月からは米国が1位となっていたが、今年5月に再びトップに浮上した。対米輸出は、半導体やコンピュータなど主要品目の輸出拡大により15．6％増加し、5月としては過去最大となる109億3000万ドルを記録したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「文在寅（ムン・ジェイン）政権に壊された国がやっと正常化しつつある」「現政権はよくやってくれている」「景気が復活してきた。尹政権を応援する」などの声が寄せられている。

一方で「輸出が増加したのになぜ国の経済や国民の暮らしはこんなに苦しいのか」「国の経済が良くないのはなぜ？。物価も安定しないし」「昨年があまりにひどく、それに比べて増加したというだけ。経済正常化にはまだ遠いよ」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）