中国人の男が靖国神社の石柱に落書き疑い=中国外交部「理性的に要求を表現するよう注意」

Record China    2024年6月4日(火) 11時0分

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中国人の男が靖国神社の石柱にスプレーで落書きしたとされる事件を受け、中国外交部の報道官は記者会見で、外国にいる自国民に対し「現地の法律や法規を順守し、理性的に要求を表現するよう改めて注意する」とした。

中国人の男が靖国神社(東京都千代田区)の石柱に赤いスプレーで落書きしたとされる事件を受け、中国外交部の毛寧(マオ・ニン)報道官は3日の定例記者会見で、「関連報道を注視している」とした上で、「靖国神社は日本軍国主義が発動した侵略戦争の精神的な道具と象徴だ。日本側は侵略の歴史を直視・反省し、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るべきだ」とした一方、外国にいる自国民に対し「現地の法律や法規を順守し、理性的に要求を表現するよう改めて注意する」とした。

日本メディアによると、靖国神社で1日、神社名が書かれた石柱に赤いスプレーで「Toilet」と落書きされているのが見つかり、警視庁麴町署が器物損壊の疑いで捜査している。

中国版インスタグラムとも呼ばれるSNSの「小紅書(レッド)」に、半袖シャツに短パン姿でサングラスをした男が、靖国神社と書かれた石柱に向かって放尿するような仕草をした後、赤いスプレーで「Toilet」と落書きする様子を映した動画が投稿されていたことが分かった。

男は自らを「アイアンヘッド」と名乗り、英語で「日本政府による汚染水の海洋放出に対して、われわれには何もできないのか。おまえらに目に物見せてやる」などと話した。

中国メディアの報道やSNS上の投稿などによると、男は中国で「鉄頭」のハンドルネームでさまざまな活動をしていた「お騒がせインフルエンサー」的な人物。

日本メディアによると、男は落書きの数時間後に出国していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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