2024年6月4日、韓国・ニュース1などによると、高速道路に何者かが紙幣をばらまき、一部の運転手らがこれを拾おうと走行していた車両を止めて車外に出るなどし渋滞が発生する騒ぎがあった。

京畿（キョンギ）北部警察庁によると、同日午前8時30分ごろ、ソウル襄陽（ヤンヤン）高速道路の和道（ファド）IC付近の路上に「誰かがお金をばらまいて、1万ウォン（約1100円）札など紙幣が散乱している」と通報があった。他の運転手らがこの紙幣を拾おうと走行中の車両を急停車させ、車外に出る騒動になったという。

警察は通報から約8分後に現場に到着し、1万ウォン札3枚を回収した。また、付近の派出所に「高速道路で8万ウォンを拾った」との届け出があった。警察が監視カメラの映像を確認した結果、1万ウォン札と千ウォン札を何者かがばらまいたと推測されたが、人物の特定には至らなかったという。今後、紙幣が落ちた地点や金額などを詳しく調べる方針だという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「高速道路で急停車だなんてイカれてる」「1万ウォン札何枚かを拾うために高速道路で車を止めるなんて。あなたの命は数万ウォンの価値なのか？」「これは立派な犯罪だよ。高速道路で物をばらまくなんて危険過ぎる」「急停止したドライバーたちも交通法規違反で調べるべき」「捨てたりしないで寄付すればいいのに」「北朝鮮が飛ばしたごみ風船に偽札でも入ってたんじゃない？」「交通事故が起きなくて幸い」など、さまざまなコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）