広州、アフリカ人が最も多く住むアジア都市に―中国メディア

Record China    2014年9月1日(月) 3時27分

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29日、地理・気候条件、ビジネスチャンス、都市のキャパシティなどの要因から、広州はアフリカ系外国人が最も多く住むアジアの都市となった。

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2014年8月29日、人民網によると、広州大学広州発展研究院は28日、「広州外国籍流動人口の管理現状分析および対策研究」と題する報告書を発表した。これによると、地理・気候条件、ビジネスチャンス、都市のキャパシティなどの要因から、広州はアフリカ系外国人が最も多く住むアジアの都市となった。

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〇広州に住む外国人の5割がアフリカ系外国人

第6回国勢調査の統計データによると、中国に常住する外国人は59万3832人で、うち広東省には全国最多の31万6138人が住んでいる。2010年、広州の各通関地から入国した外国人は延べ418万人、広州に一時滞在した外国人は延べ192万人、常住外国人は2万8000人にそれぞれ達し、国内各大都市のトップに立った。

広州に現在滞在している外国籍流動人口のうち、アフリカ系外国人は全体の約2分の1を占めている。統計データによると、広州に住むアフリカ系外国人はすでに20万人あまりに達し、その多くは不法滞在者という。広州に住むアフリカ系外国人は非常に集中して住んでおり、小北路、環市路、三元里を中心に、北は機場路と広園路、西は南海、南は海珠区と番禺区まで広がり、広州を囲んで半月形に分布している。

〇楽観を許さない外国人による犯罪問題

報告によると、外国人の「三不(不法入国、不法滞在、不法就労)」問題は、これまでずっと、広州全体が頭を抱える難問となっていた。数年前に公表された統計データによると、広東省公安機関は2007年、計7000人以上の「三不」外国人を摘発、うち700人あまりに処分を科した。2008年には、1万3000人の外国人を調査の上処分、うち210人は刑事処分の対象となった。摘発・処分されたのは47カ国の外国人で、罪名は26種類に及び、アフリカ系外国人が多くを占めた。

刑事犯罪のほか、アフリカ人が2009年7月15日に広州派出所を襲撃した事件や、同じくアフリカ人が2012年6月18日に広園西路で騒ぎを起こした事件など、外国人が集まって騒ぎ出し、騒乱事件につながるケースも頻発している。このような情勢が引き金となり、広東省は2011年、「広東省外国人管理服務暫定規定」を発表した。このほか、暴行、エイズ、婚外子などの問題も、広州市民の社会生活と都市の安全安定を脅かす可能性がある。

報告によると、外国人が絡む犯罪事件、特に麻薬犯罪事件も、重視すべき問題となっている。広州に住む「三不」外国人の犯罪率は急上昇しており、うち麻薬関連犯罪がトップ、総数の6割近くを占めている。2012年12月、公安部は広州で麻薬密輸に携わるアフリカ人300人以上を逮捕、アフリカ人と国内の中国人によって形成された麻薬密売ネットワークを撲滅させた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)

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