中国警察が二重国籍取り締まり強化、中国人移民に懸念広がる―米メディア

Record China    2014年9月2日(火) 11時2分

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30日、中国が二重国籍の取り締まりを強化、注目を集めている。写真は中国パスポートを持つ男性。

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2014年8月30日、環球時報によると、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカは28日、ウェブサイトに「中国が二重国籍取り締まり、注目集める」と題した記事を掲載した。

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中国公安部は先日、新政策を発表した。海外に移民しながら中国の国籍を保持している人間について一般市民の通報を奨励するという内容だ。新政策は海外逃亡を図る汚職官僚対策を狙いとしたものだが、それ以上に大きな影響を受けるのは仕事などの関係で外国籍を取得した一般の中国人移民だ。

通報によって中国国籍を失うことになれば、中国人としてのメリットが失われることになる。カナダの移民コンサルティング企業担当者は「外国籍を取得すれば、中国で加入していた年金やその他の社会保障が失われるのではないかとの懸念が広がっている」とコメントした。

二重国籍の認可を求める声も上がっているが、中国政府が認める可能性は低いと上海華東政法大学の童之偉(ドン・ジーウェイ)教授は指摘する。例えば米国と中国の二重国籍を持つ人物が中国で犯罪を犯したり反政府活動に参加したりした場合、その処遇には煩雑な手続きが必要となる。外国の内政干渉の口実にもなりかねないという点が問題視されている。(翻訳・編集/KT)

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