CRI online 2024年6月11日(火) 21時20分
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中国の研究者が雲南省でヘビの新種を発見しました。
中国科学院動物研究所はこのほど、瀋陽師範大学両生類爬虫類研究所、北京林業大学、中国科学院動物研究所などの科学研究者が、雲南省徳宏ダイ族景頗(チンポー)族自治州盈江県でヘビの新種を発見したことを明らかにしました。新種のヘビは「盈江烙鉄頭蛇」と名付けられました。関連する研究成果は最近刊行された国際学術誌の『ズーキーズ(ZooKeys)』に掲載されました。
論文執筆者の一人の北京林業大学生態自然保護学院の王楠准教授は、「新種の発見は2018年にさかのぼる。ある野外調査で、研究者は盈江でヤマハブ属のヘビ類を数匹発見した。標本検査と分子研究の結果、これらの標本は既知の種のいずれとも異なることが分かった」と説明しました。
研究チームは形態の比較と分子遺伝学的分析をさらに進め、数年をかけて、正式に記述されていないヘビ類の新種であることを特定しました。
論文の筆頭執筆者である瀋陽師範大学大学院生の邱顕淳氏によると、このヘビの表皮は暗褐色の部分が基調で、台形や長方形の黒褐色の斑紋が錯綜しています。そのため落葉林の中で優れたカモフラージュ効果があり、捕食者や獲物から発見されるのを防ぐことができます。また、普段は行動が鈍いのですが、カモフラージュが見破られて驚いた場合には、すぐに逃げて反撃し、さらに刺激臭のある気体を放出することもあります。
現在のところ、このヘビは盈江県でだけ見つかっています。(提供/CRI)
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2024/6/11
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