中国自動車ブランドは昨年1340万台の新車を販売、初めて米国抜く―中国メディア

Record China    2024年6月17日(月) 8時0分

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中国自動車ブランドは昨年、1340万台の新車を販売し、米国ブランドの1190万台を上回ったことが、調査会社ジャトー・ダイナミクスが13日に発表したデータで分かった。写真は蘇州市の太倉港。

中国メディアの観察者網によると、中国自動車ブランドは昨年、1340万台の新車を販売し、フォードやシボレーといった米国ブランドの1190万台を上回ったことが、調査会社ジャトー・ダイナミクスが13日に発表したデータで分かった。

世界で最も多くの自動車を販売したのは日本ブランドで2359万台。

昨年、世界市場で販売された新車乗用車は、前年比700万台(10%)増の7832万台だった。

中国は販売台数の伸び(前年比23%増)でも米国(同9%増)を上回った。

世界の車名別新車販売台数で首位は米テスラ電気自動車(EV)「モデルY」で、前年比64%増の122万3000台。

新興経済国で1750万台以上の新車が販売された。これは米国と欧州での総販売台数を上回る数で、昨年の新車販売の5分の1が新興経済国で達成された。

中国ブランドの市場シェアは中東、ユーラシア、アフリカなどで急上昇し、中南米や東南アジアでも成長を記録した。欧州、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエルなどの先進国でもシェアを伸ばした。対照的に、米国とインドでは韓国や日本と同様に中国車の普及はほとんど見られなかった。

ジャトー・ダイナミクスのシニアアナリスト、フェリペ・ムニョス氏は、「従来の自動車メーカーの怠慢により、自動車価格は高止まりしており、消費者は意図せず、より手頃な中国製の代替品に目を向けている」「中国と米国の地政学的緊張の継続、欧州各地での紛争による不安定さ、西側諸国のほとんどで続いている高金利、そして自動車価格の高騰を考慮すると、2023年に見られた成長は注目に値する」などとコメントした。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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