米国はハイテク原子力発電の開発で中国に15年後れを取っている―米研究機関報告書

Record China    2024年6月20日(木) 5時0分

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中国の国家支援による技術的アプローチと多額の資金援助により、米国はハイテク原子力発電の開発で中国より最大15年後れを取っているとする報告書が17日に発表された。写真は福清原子力発電所。

中国の国家支援による技術的アプローチと多額の資金援助により、米国はハイテク原子力発電の開発で中国より最大15年後れを取っているとする報告書が17日に発表された。中国メディアの参考消息が同日、ロイター通信の報道として伝えた。

ワシントンに拠点を置く超党派の研究機関、情報技術イノベーション財団によると、中国では27基の原子炉が建設中で、平均建設期間は約7年と他国よりもはるかに早い。

報告書によると、中国が時間の経過とともにますます近代的な原発を急速に導入することで、大きな規模の経済と実践による学習効果が生まれ、中国企業が今後、この分野での漸進的なイノベーションで優位に立つことが示唆される。

米国は世界最大の原発群を保有しているが、ジョージア州の二つの大型原発が2023年と24年に数十億ドルの予算超過と数年の遅延を経て稼働を開始して以来、米国では原子炉が建設されていない。米国の研究所に建設が計画されていたハイテク工場は昨年中止された。

中国の国有銀行は、西側諸国よりもはるかに低い金利で融資を提供することができる。中国の原子力産業が持続的な政府支援と現地化戦略の恩恵を受けているおかげで、中国は再生可能エネルギーや電気自動車(EV)などの分野で優位に立つことができた。

昨年12月には世界初の第4世代原発である華能石島湾高温ガス炉原発が正式に商業運転に入った。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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