大学の教室のエアコンがなんと「有料」、学生から不満の声―中国

Record China    2024年6月19日(水) 15時0分

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中国・広東省の大学の教室でエアコンが有料になっていることが物議を醸している。

中国・広東省の大学の教室でエアコンが有料になっていることが物議を醸している。中国メディアの縦覧新聞が18日付で伝えた。

報道によると、同省の恵州経済職業技術学院に通う学生が動画を投稿して窮状を訴えた。学生は、「(同校の)教室にはエアコンが設置されているが、使うためにはQRコードで使用料を支払う必要があり、1コマ(大教室)でおよそ24元(約520円)かかる」とし、「高すぎて学生には払い切れない」と不満を述べた。

この動画はネット上で物議を醸し、「まったく合理的でない。授業料に基本的な施設の使用料も含まれているはず」「学校が設備を有料化することで利益を得ているのではないか」など学校への批判的な声が多く上がった。

一方、同校の職員は「これまで教室には空調設備がなく、学生や保護者から教室が暑すぎるとの声が出ていた。学生に快適な学習環境を提供するためにエアコンを設置したが、電気代については予算を取っておらず、無料で使い放題にすると学校にとって大きな支出となる。そのため、有料にすることでコストを分担してもらうことにした」と説明した。

また、「1コマ24元」という料金については「事実ではない」とし、「当該学生は24元を前払いしただけであり、授業終了後に清算して余剰分は返金している」と主張。「授業は1コマ45分で、定員40~50人の教室では2.5元(約54円)程度。定員100人余りの教室でも16元(約350円)を超えることはない」と話した。

ただ、学生から不満の声が上がっていることを受け、「速やかに指導部に報告し、教師と学生の利便性を考えつつ、学校にとって大きな経済的負担にならないような方法を探すよう努める」と述べた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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