【CRI時評】外国企業による中国市場深耕の理由を理解する三つのワード

CRI online    2024年6月18日(火) 18時20分

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中国政府が17日に発表した5月の経済運行状況によると、全国の一定規模以上の工業企業による付加価値額は前年同月比5.6%増だった。

中国政府が17日に発表した5月の経済運行状況によると、全国の一定規模(年間売上高2000万元、日本円で約4兆3400億円)以上の工業企業による付加価値額は前年同月比5.6%増だった。企業の生産経営活動期待指数は54.3、サービス業の業務活動期待指数は57.0で、引き続き比較的高水準を保った。1~4月の一定規模以上の工業企業の利益は前年同期比4.3%増で、企業収益は引き続き改善した。全体的に見ると、中国の経済運行は安定し、主要指標は若干回復し、回復・上向きの基調が続き、外資の中国市場深耕に対する自信を強めた。

この自信はまず中国市場の規模の「大きさ」から来ている。5月の社会消費財小売総額は前年同月比3.7%増で、前月を1.4ポイント上回った。特に文化・観光などのサービス消費は比較的速い伸びを保ち、1~5月のサービス小売額は前年同期比7.9%増だった。メーデー連休中に多くの消費関連データが記録を更新し、中国人旅行者は世界の1000余りの都市に足を運び、4月の中国でのiPhone販売台数は前年同月比52%増だった。

中国市場の魅力はイノベーションの「速さ」にもある。5月の一定規模以上のハイテク製造業による付加価値額は前年同月比10.0%増で、一定規模以上の工業全体の前年同月比伸び率を4.4ポイント上回った。集積回路、3Dプリンター、フルコンテナ船などのハイテク製品の生産量が急増した。1~5月のハイテク産業投資額の前年同期比伸び率は固定資産投資全体の伸び率を上回った。

それだけではない。中国市場は世界経済に活気をもたらしている。中国の1~5月の物品貿易総額は前年同期比6.3%増で、同期間として過去最高となった。国際通貨基金(IMF)のバーネット駐中国首席代表は、中国経済が1%成長するごとに、中国と関係のある国や地域は0.3%成長すると指摘している。

今年の中国経済の好調を踏まえ、多くの国際機関が中国の経済成長率見通しを引き上げている。このような中国が多くの外国企業にとって「必須の選択肢」となるのは当然のことだ。(提供/CRI

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