7年間地下飼育場に閉じ込められていたホワイトライオンを救出=韓国ネット「動物園は廃止すべき」

Record Korea    2024年6月19日(水) 14時0分

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18日、韓国・イーデイリーは「わずか2.5坪ほどの狭い地下飼育場に7年間閉じ込められていたホワイトライオン2頭が救出された」と伝えた。資料写真。

2024年6月18日、韓国・イーデイリーは「わずか2.5坪ほどの狭い地下飼育場に7年間閉じ込められていたホワイトライオン2頭が救出された」と伝えた。

記事によると、韓国・大邱(テグ)市寿城(スソン)区の廃業した屋内動物園に取り残されていたホワイトライオンのつがいが17日午後、同市達城(タルソン)郡にある大規模動物園「ネイチャーパーク」の野外飼育場(150坪)に移された。

ホワイトライオンのつがいが飼育されていた屋内動物園は昨年、コロナ禍などによる経営不振から廃業されたのを機に、「動物虐待」が取り沙汰されていた。採光や換気の悪い狭い施設でライオンなど58種の動物約300頭を飼育しており、廃業後は動物の死骸や排泄物がそのまま放置されていた。大邱市は動物園および水族館の管理に関する法律に基づき、休園届を怠った当該動物園に対し、過怠料300万ウォン(約34万円)の処分を下した。

ネイチャーパークは先月14日、正式な手続きを経て動物324頭を1億3100万ウォンで落札。動物たちは続々と新たな住まいに移されている。ホワイトライオンのつがいも17日に無事移送され、7年ぶりに外の世界に足を踏み入れた。雄ライオンは目に出来た腫瘍の除去手術を受けた他、雌ライオンも共に血液検査を受けたという。結果が出れば薬物治療などを行い、「2頭が健康で幸せに暮らしていけるよう、いい名前も付ける予定だ」とネイチャーパーク側はコメントしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ああ、よかった」「ニュースで見て胸が痛かった。快適な環境で暮らせることになったのなら本当によかった」「人間がひどいことをしてごめんね」「おいしい物をたくさん食べて、幸せに暮らせるといい」など、安堵(あんど)の声が多数寄せられている。

また、「それでも150坪じゃ走り回れはしないね」「もっと広い草原で暮らすべき動物たちなのに」「建物の中に閉じ込める動物園は廃止すべきだ」「動物園そのものを禁止するべきでは」「動物産業をなくすべきだと思う」などのコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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