中国競泳11選手のドーピング疑惑に中国ネット「また米国が騒ぎを」「本当なら追放すべき」

Record China    2024年6月20日(木) 11時0分

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19日、澎湃新聞は、中国が禁止薬物使用スキャンダルの渦中にある競泳11選手をパリ五輪代表に決定したことについて、中国外交部がコメントしたことを報じた。

2024年6月19日、中国メディアの澎湃新聞は、中国が禁止薬物使用スキャンダルの渦中にある競泳11選手を7月末に開幕を迎えるパリ五輪代表に決定したことについて、中国外交部がコメントしたことを報じた。

中国が19日に発表したパリ五輪競泳の代表選手の中に、2021年の東京五輪前に中国で行われた大会のドーピング検査で禁止薬物トリメタジジンの陽性反応がでた23人のうち、東京五輪の女子200メートルバタフライなどで金メダルを獲得した張雨霏ジャン・ユーフェイ)、男子200メートル個人メドレー金メダリストの王順(ワン・シュン)ら11人が含まれていた。

世界アンチドーピング機構(WADA)は4月、23選手からトリメタジジンの陽性反応があったとの声明を出す一方で「気づかないうちに禁止薬物の影響にさらされた」という中国側の主張を受け入れ、選手らに対する処分を下していない。

記事は、中国外交部の林剣(リン・ジエン)報道官が19日の記者会見で仏AFP通信社の記者から「米国のアンチドーピング機関がWADAに対し、この件について事実を隠していると批判しており、WADAは中国に専門家グループを派遣して調査に当たる姿勢を示しているが」と質問を受けた際、「われわれは以前、この問題についてすでに回答をしている。強調したいのは、中国政府は一貫して興奮剤問題を全く容認しないという揺るがない立場を保っていることだ。世界アンチドーピング条例を順守し、アスリートの心身の健康とスポーツ競技の公平性を守るとともに、世界における反興奮剤の戦いに積極的に貢献する」とコメントしたことを伝えた。

この件について、中国のネットユーザーは「米国はまたドーピングを使って騒ぎを起こそうとしているのか」「西側だってたくさん使っている。国際組織に調べる勇気がないだけ」との声がある一方、「国としてドーピングを全く容認しないというのはいいことだが…」「問題がないというなら、他人による調査を恐れる必要はないだろう」「もし本当に興奮剤を使っていたなら、追放すべきだと思う」といった声も出ている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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