人民網日本語版 2024年6月25日(火) 20時30分
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中国全土のタニシ麺を扱う実店舗では1日に約660万杯のタニシ麺が売れており、サッカー場約30個分以上を埋め尽くすことができるほどの量となる。
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都市の知名度を急上昇させたスープビーフンというと、広西チワン族自治区柳州市の柳州タニシ麺(米で作った麺とタニシのスープを合わせたスープビーフン)を挙げないわけにはいかない。唐代(618-907年)の文学者の柳宗元は唐宋八大家(唐から北宋にかけての8人の文人)の一人で、柳州の刺史(州の長官)であったことは広く知られているものの、タニシ麺の初代「PR大使」だったことはあまり知られていない。柳州の刺史の職にあった際、中医学における「体内に溜まった湿気」を取り除く効果があるとして、タニシスープを宣伝していた。それが現在人気を集めているタニシ麺に発展したのだ。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが伝えた。
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スープビーフンは今や大きな産業へと発展を遂げている。中国全土のタニシ麺を扱う実店舗では1日に約660万杯のタニシ麺が売れており、サッカー場約30個分以上を埋め尽くすことができるほどの量となる。2023年の柳州タニシ麺の産業チェーン全体の売上高は669億9000万元(約1兆4700億円)を超えたほか、米国やカナダ、オーストラリアなど20カ国・地域以上に輸出され、輸出総額は1億元(約22億円)を超えた。
タニシ麺は現地の産業チェーンにおいて増収と雇用創出を実現しており、「暮らしを豊かにしてくれるスープビーフン」と呼ばれる。タニシ麺は「最も味わいある中国の代名詞」として世界に発信されている。5月には柳州タニシ麺の英語名は中国語の発音表記「Luosifen」をそのまま採用した「Liuzhou Luosifen」に統一された。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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