中国の第6世代戦闘機に光が見える?米専門家「あと20年かかる」―香港メディア

Record China    2024年6月29日(土) 7時0分

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26日、香港メディア・香港01は、中国の第6世代戦闘機就役について米国の軍事専門家があと20年待つ必要があるとの見方を示したと報じた。

2024年6月26日、香港メディア・香港01は、中国の第6世代戦闘機就役について米国の軍事専門家があと20年待つ必要があるとの見方を示したと報じた。

記事は、米空軍がF22ステルス戦闘機によって第5世代戦闘機の時代を切り開いてから20年以上経過したと紹介した上で、「誰が最初に第6世代戦闘機の時代を開くのか」と疑問を提起した。そして、米軍事メディア、ディフェンス・ニュースが24日に「中国で第6世代戦闘機開発に進展の兆しが見える」と報じたことを紹介した。

そして、ディフェンスニュースが挙げた最も明確な証拠として、中国航空工業総公司(AVIC)が2019年1月にSNS上で発表した第6世代戦闘機について語るAVIC成都航空機設計研究所の主任設計者のインタビュー記事を紹介。設計者が「2035年までに『海と空を守る』戦闘機の開発を準備している」と明かし、有人と無人の協同、人工知能(AI)の活用、ステルスの強化などについて語られていると伝えた。

その上で、米国における中国軍事航空研究の第一人者であるリック・ジョー氏が、中国は第6世代戦闘機をすでに開発中であり、2019年以降は次世代汎用戦闘機の構成を描いた航空宇宙業界のイラスト、学術論文、軍や業界関係者の発言など「半公式」とも言える情報がますます増えているとしたほか、成都航空機設計研究所の21年10月の衛星画像には、無尾翼戦闘機のような機体が写っているとも指摘したことを伝えた。

一方で、米ナショナル・ディフェンス大学中国航空宇宙研究院(CASI)のブレンダン・マルバニー所長は「今は無理だ。もちろん20年後なら可能だ」とジョー氏よりも長いスパンで考えていることを伝えた。また、中国がこれまで「アキレスけん」とされてきたジェットエンジン技術を蓄積しつつあることに触れ、中国も「十分な時間と労力をかければ、特に軍事用の優れた航空エンジンを造ることができる」と述べたことを紹介している。

記事は、マルバニー氏が、中国が第6世代戦闘機について「意味のある設計」を実現するのは2030年代後半か、あるいは2040年代前半になるだろうと予測したことを紹介する一方、ジョー氏は先述の中国の設計者が言う「35年の就役が実現する」という予測を信用しており、その5年前にあたる2030年までには初飛行を行う可能性があると見ていることを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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