月給40万円以上も、AI関連の人材が引っ張りだこになっているワケは?―中国

人民網日本語版    2024年7月1日(月) 10時30分

拡大

AI関連の業界が勢いよく発展しているのを背景に、関連分野の企業では人材の需要が高まり続けている。

人工知能(AI)関連の業界が勢いよく発展しているのを背景に、関連分野の企業では人材の需要が高まり続けている。一部の需要の高いポストに至っては月給が2万元(約44万円)以上に達している。

浙江省杭州市の阿里通義実験室では、在職中のエンジニアだけでなく、大学生も研究開発やイノベーションに参加している。同実験室音声チーム責任者の鄢志傑さんは、「汎用AIの応用シーンがどんどん拡大しており、必要な人材が専攻する科も幅広くなっている。そのため、実験室は高等教育機関との連携を強化し、コンピューターや電子情報工学、データサイエンスといった関連学科を専攻している学生に、実習の機会を提供し、一人でも多くの若者が実験室の発展に貢献してくれるように取り組んでいる」とした。

サイバーセキュリティー技術を研究開発する「安天科技集団」のヒューマンリソース関連の担当者は、「当社は現在、イノベーション能力を備えた実践型の人材を特に必要としている。そのため、AIやビッグデータ、基盤モデルなどを専攻している学生を対象とした募集が増え続けている」とした。

データによると、今年第1四半期(1-3月)、AI関連の業界の雇用需要が急速に高まった。例えば、自然言語処理(NLP)のエンジニアの募集数は前年同期比で126%増となり、入社時の平均月給は同12%増の2万4535元(約55万円)となっている。

人材の需要が急速に高まっているのを背景に、大学のAI関連の学科の人気も高まり続けている。ソフトウェア工学やコンピューターサイエンス・テクノロジーは「志望者が多い人気学科トップ10」に何年も連続でランクインしており、卒業生の給与も高止まりしている。

データサイエンス・ビッグデータテクノロジーを専攻した卒業生は、インターネットや金融といった業界で引っ張りだことなっており、2023年度学部卒業者の月給ランキングで4位に入り、就職の満足度は79%に達した。

モノのインターネット(IoT)エンジニアリングを含む関連の学科は、ハードウェア設備やソフトウェア開発、ネットワークアーキテクチャといった多方面をカバーしているため、卒業生は幅広い方向性で就職活動を展開できる。そのため、同学科の2023年度学部卒業者の就職満足度が75%に達している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携