「おまえが男なら殴ってる」=また優先席めぐるトラブル―台湾

Record China    2024年7月2日(火) 13時0分

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優先席(台湾では「博愛座」)の扱いをめぐって議論が巻き起こっている台湾で、またしても優先席をめぐるトラブルが発生した。

優先席(台湾では「博愛座」)の扱いをめぐって議論が巻き起こっている台湾で、またしても優先席をめぐるトラブルが発生した。

台湾メディアのTVBS新聞網などによると、6月30日、台湾の電車内で中年男性が「言っておくが、おまえが男なら殴ってるからな」などと声を荒らげる動画が物議を醸した。当時、優先席に座っていた女性が目の前に立っていた白髪の高齢男性に席を譲らず、横にいた中年男性が腹を立てたようだ。

動画には、高齢男性が「大丈夫。私は体力があるから」などと中年男性をなだめる様子も映っていた。その後、駅係員が当事者から事情を聞いたようだが大きなトラブルには発展しなかったという。

しかし、ネットユーザーからは「女性は体調が悪かったのでは?」「博愛座に座っている人も必要があって座っているかもしれない。年を取っている方が座るという問題ではない」「(中年男性は)余計なおせっかいだ。あんたには関係ないことだ」などの声が上がったという。

鉄道警察は「今のところ被害届は出されていない」とし、「トラブルが起きた場合は冷静に対応し、駅係員や鉄道警察に連絡してほしい」と呼び掛けた。

台湾では優先席をめぐるトラブルが相次いでいる。先月には優先席に座っていた若者を中高年男性が殴打した事件があったほか、優先席に座っていた若い女性を侮辱した高齢男性に罰金が科される事件も起きており、台湾衛生福利部は「博愛座」の名称を日本に倣って「優先席」に改め、利用可能な対象範囲を広げる案を示している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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