Record China 2024年7月3日(水) 20時0分
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華字メディアの日本華僑報は3日、在日中国人は新紙幣発行に乗じた犯罪に注意しなければならないとの記事を掲載した。
記事は、同日に1万円札、5000円札、1000円札の新紙幣が発行されたことに言及した上で、警察への取材を基に「詐欺に注意すべき」と指摘。最近、「旧紙幣と新紙幣を交換する」「新紙幣の発行枚数に関する調査をしている」などと偽って自宅を訪問し、現金を持ち去る詐欺被害が相次いでいると伝えた。
また、日本のSNS上では「旧紙幣が使えなくなります。今なら半額で買い取ります」などの情報も流れていると言及。6月20日の警視庁による会見では「現行紙幣の使用中止はない」と明言されたとし、在日中国人はこうした詐欺に注意する必要があるとした。
記事は、日本では2000年代前半から通貨偽造が頻発し、04年に見つかった偽造紙幣は2万5858枚に上った一方、近年は減少傾向で23年は681枚にまで減ったと説明。ただ、完全にはなくなっておらず、昨年にも鹿児島県や三重県で紙幣偽造事件があったほか、ベトナム人が偽造1万円札を日本に持ち込む事件も起きていると紹介した。
そして、今回発行された新紙幣について「3Dホログラム」が採用されるなど偽造防止技術が向上していることに触れつつ、「見知らぬ人からの電話や訪問の要請には軽々しく応じず、自分の財産を守ることに努めよう」と詐欺に遭わぬよう改めて呼び掛けた。(翻訳・編集/北田)
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