今年初めに一部撮り直しが報じられた中国時代劇ドラマ「青簪行」が、最初のクランクアップから丸4年を経て、今秋にも配信を開始するのではないかとみられている。

ヤン・ズー（楊紫）とクリス・ウー（呉亦凡）が主演の「青簪行」は、動画配信サービス・騰訊視頻（テンセント）の作品で、もともと2020年7月にクランクアップしていた。しかし、その直後にクリス・ウーに不祥事が持ち上がり、強姦（ごうかん）罪で逮捕されるというスキャンダルが発生。その後は撮り直しや代役の話題が浮上しては消え、迷走を続けていた。

2月にポン・グアンイン（彭冠英）を代役に起用しての撮影がすでに終了したと報じられていたが、このほど一部の中国メディアは今秋にも配信をスタートする可能性が高いと報道。ヤン・ズーが主演し、昨年ヒットしたファンタジー時代劇「長相思」のシーズン2が8日にオンエア予定だが、同作の熱が冷めないうちに投入するのではないかと推測されている。

ヤン・ズーのマネジメント側が運営する微博（ウェイボー）アカウントは今年初め、「青簪行」を今年の公開作品の一つにリストアップしていた。なお、代役起用による撮り直しに当たっては、脚本にも大幅に手が加えられ、ヒロインの成長を描く女性主人公の物語に変更されているという。なお、ポン・グアンインはこのほど、リウ・イーフェイ（劉亦菲）主演のドラマ「玫瑰的故事」での好演が光り、人気が急上昇しているため、「青簪行」にとっては幸先のいい再スタートとなっている。（Mathilda）