広東省の博物館で展示品に綿状のカビ―中国

Record China    2024年7月6日(土) 17時0分

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4日、北京青年網は広東省の博物館で展示品にカビが生えたことがネット上で物議を醸したと報じた。

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2024年7月4日、北京青年網は広東省の博物館で展示品にカビが生えたことがネット上で物議を醸したと報じた。

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記事は、中国のネット上でこのほど「湿気の多い天気のせいか、広東中医薬博物館の展示品にカビが生えている」とする画像付きの書き込みが拡散したと紹介。画像にはガラスビンに入った生薬とみられる展示品に白い綿状のカビが生えている様子が写っていたと伝えた。


その上で、同博物館の関係者が「広東省では近ごろ多雨の季節に入り、湿度が高くなっている。除湿の環境が十分に整っていない場合、中薬館内の展示品にカビが生える可能性がある。以前にも虫薬にカビが生えていると来館者からの指摘があり、処理を行った。展示品は研究目的のものであり、口に入ることはない」と説明し、館内ではすでに除湿機を設置し、定期的に虫除け処理を行っているものの、今後さらに対策を強化する姿勢を示したと紹介した。


記事は、この件について専門家から「湿度は博物館の所蔵品の質に影響する大きな要素」との意見が出ているとし、広東民間工芸博物館文物保護管理部の石浩斌(シー・ハオビン)主任が「湿度の高い気候では、まず展示ホールやキャビネットに温湿度センサーを設置して、リアルタイムのモニタリングを行うこと。特に2〜3月に広東省で発生し『回南天』と呼ばれる超多湿気候では、除湿モードを直ちにオンにして、会場の湿度を調整すること。また、展示キャビネットの気密性を保ち、空気の流れから隔離することも必要だ」と指摘したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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