来月公開の中国映画「解密」に主演している俳優リウ・ハオラン（劉昊然）の思い切った役作りが、誰なのか分からないと中国のSNS・微博（ウェイボー）でも注目の話題となった。

中国で8月3日に公開予定の「解密」は、トニー・レオン（梁朝偉）主演の映画「サイレント・ウォー」（2012年）など数々の映画・ドラマの原作で知られる作家・麦家（マイジャー）の同名小説を映像化した作品。物語は1920～40年代が舞台で、激動かつ緊迫する世界情勢を背景に、超難度の暗号「紫密」の解読に挑む天才数学者「容金珍」を描く。

ウェイボーの公式アカウントでこのほどトレイラー映像が解禁となったが、「容金珍」を演じるリウ・ハオランの姿がユーザーを驚かせている。10代でデビューして以来、変わらない少年っぽさでも人気の高いリウ・ハオランが、映像では髪の薄い中年男性のような姿に変身。役作りのため体重を約10キロ落とし、眉毛を一部抜き、髪の生え際をそり上げて“老け顔”になっており、5日にウェイボーのトレンドランキング上位に話題が登場している。

ウェイボーでは「最初は誰か分からなかった」と激変に驚く声が圧倒的で、さらにリウ・ハオランの思い切った挑戦を称賛する声も。このほか、26歳のリウ・ハオランの中年のような姿に、「顔は若いのにおじさん風で奇妙な感じがする」と違和感を示すコメントも多く集まっている。

「解密」は過去にドラマ化されており、16年の中国ドラマ「解密」ではチェン・シュエドン（陳学冬）が「容金珍」を好演している。なお、映画版はリウ・ハオランが主演の1人を務める「唐人街探偵」シリーズでも知られるチェン・スーチェン（陳思誠）監督がメガホンを執り、ジョン・キューザック、チェン・ダオミン（陳道明）、ダニエル・ウー（呉彦祖）らが出演している。（Mathilda）