人民網日本語版 2024年7月9日(火) 7時30分
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中国の有人宇宙船「神舟15号」と共に宇宙を186日間旅した28.2gのトゲナシ(刺梨)の種が、科学研究者の9カ月にわたる丁寧な育成と管理を経て、528株の健康な苗に成長した。
中国の有人宇宙船「神舟15号」と共に宇宙を186日間旅した28.2gのトゲナシ(刺梨)の種が、科学研究者の9カ月にわたる丁寧な育成と管理を経て、528株の健康な苗に成長した。また、科学研究者はその中からトゲナシの新遺伝資源「とげのないトゲナシ」を取得した。新華社が伝えた。
貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州林業科学技術普及センターによると、科学研究者はこうした種の中から初めて、4株の形態が異なるトゲナシ特異遺伝資源を取得した。うち2株は全体にトゲがなく、その葉の形は一般的なトゲナシと大きく異なり、暫定的に「無棘刺梨」(とげのないトゲナシ)と名付けられた。新遺伝資源の取得は、トゲのないトゲナシ優良品種の選択・育成に対して重要な価値を持つ。
同センターの研究者である田華林氏は、「科学研究者は育種プロセスを短縮するため、若枝の挿し木によりこうした528株の増殖を行っている。また大量の苗木を取得し試験林を作り、安定性観察とエリア試験を実施するために、『とげのないトゲナシ』の組織培養試験を実施しているところだ」と説明した。
こうした新遺伝資源は黔南プイ族苗族自治州トゲナシ遺伝資源バンクで保存される見込みだ。現地はさらにトゲナシ宇宙育種拠点を建設し、トゲナシの遺伝資源イノベーションを持続的に推進する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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