Record China 2024年7月11日(木) 5時0分
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中国半導体回路設計大手ベリシリコン・マイクロエレクトロニクスの創業者・董事長の戴偉民氏は、「百モデル大戦」とも形容される生成AI市場の激戦状態について「資源の無駄遣い」との認識を示した。写真は戴氏。
中国メディアの快科技によると、中国RISC-V産業連盟の理事長で、中国半導体回路設計大手、芯原微電子(ベリシリコン・マイクロエレクトロニクス)の創業者・董事長の戴偉民(ダイ・ウェイミン)氏は、「百モデル大戦」とも形容される生成AI(人工知能)市場の激戦状態について「資源の無駄遣い」との認識を示した。
戴氏はこのほど上海で開催された世界人工知能大会の「RISC-V・生成AIフォーラム」で、AI大模型(大規模モデル)に対する見解を共有し、「ChatGPTが生成AIブームを引き起こして以来、多くの企業が大規模モデルの研究開発に投資してきたが、そうした『群模乱舞』現象は実際のところ不経済だ」と指摘した。
戴氏は「人間の脳を超えるAIを実現するには、モデルパラメータの規模を継続的に拡大しなければならない。それには計算能力の指数関数的成長が必要で、膨大な電力消費を伴う」と強調。中国の基本的な大規模モデルの数は2028年までに10未満となり、理想的な状態は5だと予測した。
戴氏は「世界には100を超えるAI大規模モデルが存在しているが、持続可能ではない。やみくもにモデルの数を追求するのではなく、より効率的で環境に優しいAI技術の開発に資源を集中すべきだ」との認識を示した。(翻訳・編集/柳川)
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