人民網日本語版 2024年7月10日(水) 18時30分
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中国の若者の間でヘルシーな薬膳料理やドリンクが人気となっている。
広西チワン族自治区中医薬管理局が6日に開催した「薬膳料理コンテスト」で、出場チームの選手が見事な腕前を披露した。そして中医薬の生薬を使った「霊芝鶏(霊芝入り鶏の煮込み)」や「紅花汁獅子球(肉団子の紅花のソースがけ)」、「羅漢菊花飲(羅漢果と菊花茶のドリンク)」といった見た目だけでなく、味にも優れたヘルシーな薬膳料理やドリンクを次々と作り上げていた。
「国潮(中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド)ヘルスケア」が近年、中国の若者の生活に取り入れられており、生薬として使われるヘルシーな薬草などを食事に取り入れた「医食同源」というヘルスケアの理念が若者の間で人気を集めている。
一部の若者は今、ヘルシーな薬膳を普段の食事などに取り入れている。例えば、朝はクコ入りのカフェラテを飲み、夜は党参入りの烏骨鶏スープを飲むといった具合だ。このように「舌の上の『新中国スタイル』」が飲食業界の新たなトレンドとなり、医食同源産業は急速な発展期を迎えている。
広西チワン族自治区の「85後(1985-89年生まれ)」の韋涵柳(ウェイ・ハンリウ)さんは提携パートナーと一緒に「中医薬ミルクティー」のブランドを立ち上げた。韋さんは「『中医薬ミルクティー』というのは、伝統の中医薬とミルクティーをうまく組み合わせたドリンク。夜ふかしすることが多い人を対象とした朝鮮人参や黄耆、桑の実、黒クコ、黒ナツメなどが入っているミルクティーが若者の間で人気となっている。これらは腎臓の働きを助け、定期的に飲むと、髪質の改善が期待できるほか、肌の質も少しずつ改善することができる」と説明する。
産業サイドを見ると、「医食同源」の関連チェーンが伸び続けている。広西チワン族自治区欽州市の春暉農業の張水深(ジャン・シュイシェン)総経理によると、同市は新たな発展のスタイルを採用し、栽培・養殖融合、第一、二、三次産業融合発展という中医薬の生薬を巡る新業態を構築している。そして、五指毛桃を含む中医薬の材料となる植物の栽培面積は800ヘクタール以上に達している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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