蕭文彬 2024年7月14日(日) 17時0分
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台湾南部の台南市を拠点に活動するカメラマン、蕭文彬が、自身の「聖地」での出来事を写真と文章で紹介する。
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台湾南部の台南市を拠点に活動するカメラマン、蕭文彬(シャオ・ウェンビン)が、自身の「聖地」での出来事を写真と文章で紹介する。
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台南市内にある四草大橋の海への出口は、私がよく訪れる聖地だ。私はここに静かに座って風に吹かれながら夕焼けを待つ。
その日の夕方、夕焼雲に心を奪われていた私は突然、砂の上に何か光る物があることに気付いた。ボトルだ。この砂浜に手紙の入ったボトルが流れ着くことは頻繁にあるわけではないが、私は中に手紙が入っていないか確かめたい衝動に駆られた。
これはとてもロマンチックなことで、もしかしたら心の中にいるあのロマンチックな若者がまた現れたのかもしれない。(翻訳・編集/野谷)
●蕭文彬(シャオ・ウェンビン)
1956年生まれ。台湾台南市出身。幼少時代は貧しい家庭に育つ。父の「家族写真を撮るためカメラを借りたい」との申し出を親戚が断ったことが、プロのカメラマンを目指すきっかけとなった。初めて手に入れたカメラは中古のペンタックス。ここから本格的な撮影技術の学習をスタートさせる。現在は台湾南部を代表するカメラマンとして中華南群撮影学会理事長や台南市撮影学会の副理事長を務める。2015年12月には台南市の新光三越で個展を開催した。
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