香港警察、年内に制服警官の拳銃を中国製へ切り替えると発表―香港メディア

Record China    2024年7月13日(土) 9時30分

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12日、香港メディアの文匯網は香港警察が年内に拳銃を国産へ切り替えることを伝えた。写真は香港警察。

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2024年7月12日、香港メディアの文匯網は、香港警察がこれまで配備してきた拳銃「S&W・0.38スペシャルM10リボルバー」に代わり、中国製の「CF98A」を採用し、今年中に装備を切り換えると発表したことを伝えた。

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記事は初めに、新拳銃採用に至るまでの経緯について、「香港警察が長年使用してきたS&W・0.38スペシャルM10リボルバーはすでに生産を終了しており、部品の供給や修理補修の面で問題を抱えていた。そのため、香港警察は制服警官用の拳銃の刷新計画を数年前から温めていた。2年前には国産拳銃の採用を検討中との報道も出たが、当時はまださまざまなタイプの拳銃の質とコストなど、複数の要素を総合的に判断している最中だった。最終的には国産の半自動式拳銃CF98Aを制服警官の装備として採用することが決定した」と説明した。

次に記事は、新たに採用された拳銃「CF98A」について、「中国北方工業(Norinco)が92式拳銃をベースに研究開発した多目的半自動拳銃で、フランス内務省の後援で開催される防衛やネットワークなどのセキュリティーに関する展示会を兼ねた国際会議『Milipol Paris』にも展示されたことがある。この拳銃は三つの重要な指標と警官の職務執行上の需要を満たしている。一つ目は外観とデザイン性で、アジア人の手にフィットしやすい形状のため、射撃の精度が向上する。二つ目は安定性で、射撃中に発生する反動を効果的に抑制することができ、制御しやすい。三つ目は安全性で、誤射のリスクを軽減する安全スイッチのほか、銃弾補充時には全体を直接交換するだけで済むため、迅速な補充が可能になる」と伝えた。


続いて記事は、今後のスケジュールについて、「新装備の採用は選定、購買、訓練、配備、換装という段階を踏んで実行されている。香港警察は現在、制服警官以外にも、巡ら小隊、衝鋒隊、機動隊がS&Wを使用している。刑事捜査官はスイス製のSIG SAUER P250、特警隊はオーストリア製のグロック17を使用している。このうち、刑事捜査官用の拳銃も国産のCS/LP5への切り換えが決定している。関係筋からの情報によると、香港警察は今年9月の警察学校の新入生から国産拳銃による訓練を開始する。他の警官職員は段階的に訓練コースを受けた後、7月25日から訓練を終えた第一陣の警察官に新しい拳銃が手配される予定になっている」と伝えた。

記事は最後に、警察学校の教官の回答として、「今回採用される国産拳銃は、世界各国の警察が採用している半自動拳銃にも劣らない性能を持っている。コスト面のメリットや、補給や修理の保証付きであることを考慮しても、合理的な選択だ」と紹介した。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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