山や崖を登る中国初の「断崖列車」を初体験

人民網日本語版    2024年7月14日(日) 9時0分

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株洲中車特殊装備科技が開発した30本の高山断崖跨座式モノレールと鉄道システムが11日、江西省の大覚山景勝地で引き渡された。

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中国中車傘下の株洲中車特殊装備科技が開発した30本の高山断崖跨座式モノレールと鉄道システムが11日、江西省の大覚山景勝地で引き渡された。同プロジェクトの全線が山腹に「埋め込まれ」ており、そのうち3分の1以上の区間が断崖絶壁の横にある。観光客を乗せた列車は標高850~1150メートルにある危険な崖や峰々の間を通過する。新華社が伝えた。

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スリル満点の「断崖列車」はどのようにして乗客に安心感を与えるのだろうか。株洲中車特殊装備科技の晋軍輝(ジン・ジュンフイ)チーフエンジニアは、「中国中車は大覚山の険しい地形に適応するため、独自の連接台車とラック技術を開発した。大勾配で曲率の小さい運行状況に適応し、列車の曲線通過性能を高めると同時に、その登坂力をさらに確保。また、列車のすべてに赤外線衝突防止システムが標準装備されており、運行の安全性と信頼性を確保している」と説明した。


大覚山景勝地は江西省撫州市資渓県に位置する。同県は森林率が87.7%にも達し、全国の生態モデルエリアだ。エコ文明の理念を堅持し、グリーンで低炭素な生活の新たなトレンドをけん引しており、豊かな自然環境によって現地のヘルスツーリズム産業が盛んになっている。江西大覚山景区集団の執行役員の李雄偉(リー・シオンウェイ)氏は、「このプロジェクトは高速鉄道制御技術を観光鉄道交通設備に応用したもので、完全電動列車を自然景観の中で走らせることで、観光客は自分で歩くことなく景観を楽しむことができる。これはディープなヘルスツーリズムやレジャーのニーズに合っており、大覚山景勝地が注目の人気スポットになることを後押しするだろう」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)



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