靖国神社落書き事件、中国報道官は日本要人の参拝を批判した上で「現地法律は順守を」

Record China    2024年7月13日(土) 13時30分

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中国外交部の林剣報道官は靖国神社での落書き事件について、日本政府要人の参拝などを批判した上で、在外中国人には現地法律を順守するよう注意喚起する必要があると述べた。

中国メディアの環球時報は、日本のテレビ朝日記者が中国政府外交部の12日の定例記者会見で、靖国神社の石柱が落書きされて中国人1人が逮捕された件で質問したと報じた。

記事によると、テレビ朝日記者は、警視庁が在日中国人1人を、他の中国人2人とともに靖国神社の石柱にペンキを塗った事件に関与したとして逮捕したとことを挙げ、中国側が残りの中国人2人の逮捕について、捜査に協力するかどうかを質問した。

記者会見に臨んだ中国外交部の林剣報道官は靖国神社を巡る状況について、「日本の一部の人々は靖国神社にかかわる歴史の深刻な汚点を反省しようとせず、一部政治家は日本の無条件降伏の日に日本のA級戦犯が祭られている靖国神社への参拝を繰り返し、供物を献上し、国際世論の場で第二次世界大戦における日本の重大な犯罪を美化し続け、侵略行為を否定している」と批判。

さらに、逮捕された中国人については「駐日本中国大使館はすでに関連する中国人に対する領事面会を行っており、日本側に対して、法に基づき公正に事件を捜査し、審理し、関連する中国人の正当な権益を確実に保障するよう求めている」と述べた。林報道官はさらに「われわれは外国にいる中国人に、現地の法律や法規を順守し、訴えを理性的に表明するよう改めて注意喚起せねばならない」と述べた。

中国政府外交部は定例記者会見の状況を、公式サイトで紹介している。ただし12日の記者会見の紹介では、靖国神社の落書き事件を巡る質疑応答は掲載しなかった。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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