燃料運んだタンクで食用油輸送の実態報じた記者のSNSアカウントが突然削除、身の安全を懸念する声も―中国

Record China    2024年7月15日(月) 20時0分

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中国で燃料を輸送したタンクローリーがタンク内部を洗浄しないまま食用油を輸送している問題を取り上げた中国紙記者のウェイボーアカウントが突然削除され、同氏の身の安全を懸念する声も上がっているという。

中国で燃料を輸送したタンクローリーが、コスト削減のためタンク内部を洗浄しないまま食用油を輸送することが常態化している問題を取り上げた中国紙、新京報の記者の微博(ウェイボー)アカウントが突然削除され、同氏の身の安全を懸念する声も上がっていると、香港メディアの香港01が報じた。

新京報の調査記者、韓福濤(ハン・フータオ)氏と実習記者2人は2日、情報提供を受け5月に調査したところ、河北省三河市と天津市でタンクローリーが石炭液化燃料を荷下ろしした後、タンク内部を洗浄せずに食用大豆油を入れるのが確認できたなどと報道。国民から激しい怒りの声が上がったことを受け、国務院の食品安全監督当局は9日、食品汚染の恐れがあるとして、食用油の輸送に関する調査チームを設置し、違反行為を厳しく取り締まると表明した。

香港01によると、中国では韓記者のウェイボーアカウントが削除されたとする情報が拡散し、「多くの注目と悪口雑言を受けたため、自ら削除したのではないか」と推測する声が上がった一方で、同氏の身の安全を懸念する声も少なくないという。韓記者はこれまでにも江蘇省常熟市で児童労働が横行する問題などを調査報道し、「生まれつきの調査記者」と評価する声もあったという。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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