2024年7月15日、香港メディア・香港01は、安徽省合肥市に出現した「ディスコバス」が物議を醸し、バス運営会社が釈明したことを報じた。

記事は、同市でこのほど、走行中に乗客が座席に座ったり手すりにつかまったりすることなく、DJが流す音楽に合わせて踊る「ディスコバス」が出現し、注目を集めたと紹介。ネット上で拡散した動画では「手を挙げたら停車するので、乗ったら踊ってください」などと書かれたバスの車内で、DJが音楽を流すとともにセクシーな格好をした女性が座席を「お立ち台」にして熱烈なダンスを披露する様子が映っていたと伝えた。

その上で、同市内の路線バスを運営する合肥公交集団が14日に「ディスコバス」について「バーがオープニングイベントを行うために車両をレンタルしたもの。スタッフや設備はバーが手配した」と説明し、社会的な影響を考慮してバー側と話し合った上、同日に活動を停止させたことを明らかにするとともに、バス運営会社として用途に関する厳格な審査を行わず、低俗な行為を制止しなかったとして謝罪したことを紹介した。

記事によると、同集団は近ごろ、ザリガニなどのグルメに舌鼓を打ちながら市内の美景を巡る「ザリガニバス」や、音楽を聞きグルメや文化クリエーション製品のアイスを食べながら観光が楽しめる「夜遊び音楽バス」といった企画バスを打ち出していた。このため、今回の「ディスコバス」も同集団が企画したものではないかとの疑問が出たようだ。

この件について、中国のネットユーザーは「止まっているバスならまだしも、運転中のバス車内でのダンスは間違いなく危険。急ブレーキをかけたらどうするのか」「事故が起きたら大惨事になるぞ」「バーでやるのなら別に問題ないけど、バスの車内でこのようなパフォーマンスをするというのは昔の農村のイベントみたいでダサい」といった感想を残している。

一方で「問題ないよ。移動式のバーなんていいじゃないか」「ポルノ系ではないし、若者の消費を喚起するイベントで良いことだと思うけど」など肯定的に捉えるユーザーも見られた。（翻訳・編集/川尻）

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— 中国動画 (@RC00547555) July 16, 2024