中国メディアの環球時報は16日、日本で日傘を使う男性が増えていると伝えた。

記事は日本の報道を引用し、高温が続く東京では日傘をさして歩いている男性をよく見かけるようになったと紹介。ある男性が「日傘をさすと1～2度くらい違う。人目よりも実用性を重視する」と語ったことを伝えた。

また、雑貨チェーン店では実際に男性用日傘の売り上げが伸びており、今年3～6月は前年比1．5倍になったことにも言及。携帯に便利な晴雨兼用の折り畳み傘が人気になっていると紹介した。

記事は、日本の男性の日傘使用への抵抗感は徐々に消えつつあるとし、あるメンズサロンが行った10～40代の男性600人への調査で日傘を肯定的に捉える人の割合が92．2％と、2年前と比べて12．5％増えたことも併せて伝えている。

この報道に、中国のネットユーザーからは「この時代にまだ男性の日傘が恥ずかしいなんて考え方があるのか？」「とっくに使ってる。誰が日傘は男らしくないなんて言ったんだよ」「傘をさすのに男も女もない」「紫外線はこっちが男か女かなんて気にしない」「性別によって良いこと悪いことの区別はない。誰にでも快適に過ごす権利はある」などの声が上がった。

また、「ずっと昔は確かに女の子のイメージがあったけど、肌のダメージがひどくなってからそんなことを言ってられなくなった」「以前は日傘なんて使ってなかったけど、今は日差しが強すぎて熱中症が怖い」「親父は『甘えるな。日光に当たるのは良いことだ』と言ってくるけど、無視してる」など、近年の猛暑で使用するようになったという声も。

このほか、「東京の夏の日差しは本当にキツいからな」との声や、「日本人は自分で自分を追い詰めてるようなもの。夏の暑い日にもスーツに革靴。そりゃ暑いわけだよ」との意見も出ていた。（翻訳・編集/北田）