中国の寧夏産高冷地野菜が「空飛ぶタクシー」でドバイへ

人民網日本語版    2024年7月17日(水) 6時30分

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寧夏自治区は今年5月から現在までの間に、10回にわたって計70トンを超える高冷地野菜を「空飛ぶタクシー」でドバイ市場に届けた。

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11日午後6時25分、寧夏回族自治区銀川市賀蘭県で生産された8.6トンの高冷地野菜が、四川空港の定期便「3U3781」で銀川河東国際空港を飛び立ち、現地時間の午後10時12分にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ国際空港に到着した。寧夏自治区は今年5月から現在までの間に、10回にわたって計70トンを超える高冷地野菜を「空飛ぶタクシー」でドバイ市場に届けた。

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寧夏興耘田農業産業の魏新民(ウェイ・シンミン)会長は、「高冷地野菜には空心菜、カイラン、ホウレン草、チンゲン菜など19種類の野菜があり、すべて寧夏の現地で生産された品質の高い高冷地野菜だ。収穫、予備冷却、仕分け、包装が済むと、『空飛ぶタクシー』でドバイに向かう。ドバイに到着して通関手続きが終わると、すぐに仕分けされて商業施設、スーパーマーケット、ホテル、飲食店など最終消費者のもとへ運ばれる。銀川からドバイの消費者の手元まで、最短ならわずか半日しかかからない」と説明した。


寧夏は日照時間が長く、昼夜の温度差が大きいという独特の自然条件により、高冷地野菜をはじめとする農産物の品質が高いことから、農業農村部が計画・確定した黄土高原夏秋収穫野菜生産優勢エリア・施設農業優勢生産エリアとなった。

寧夏回族自治区商務庁対外貿易処の肖永剛(シャオ・ヨンガン)処長は、「UAEは中国の中東地域における重要な農産物輸出国だ。2015年に就航した銀川-ドバイ間の直行便の航空路線は、銀川とドバイの空間的なルートを切り開いただけでなく、中国西北地域の省・自治区と中東地域との経済貿易交流・協力の強化に利便性をもたらした」と説明した。

年初以来、寧夏自治区の関係方面は同直行便に焦点を当て、中東市場を積極的に開拓してきた。前出の魏会長は、「ドバイは果物や野菜が相対的に不足しており、私たちはここに商機を見いだした。サウジアラビアやオマーンなどの中東7カ国も私達と野菜輸入業務について話し合いを進めている。寧夏の野菜はドバイ市場で供給が需要に追いつかない状態だ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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