日本と中国の高校生ら80人が首相官邸を訪問したことに、中国のSNS上でも反響があった。

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報道によると、公益財団が主催するプログラムに参加した日本と中国の高校生40人ずつ、計80人が官邸を訪れ、岸田文雄首相らと面会した。中国から訪れた女子生徒は岸田首相に刺繍の書画を贈り、「（描かれている）蓮の花は平和を表しています」と説明、岸田首相からは「日中友好の懸け橋になってほしい」との思いが伝えられた。

この様子は中国のSNS・微博（ウェイボー）上でも「40人の中国の高校生が日本を訪れ、岸田首相と面会」と伝えられている。

中国のネットユーザーからは「今日は友好を語り、明日は奇襲を仕掛けてくる」「日本側（海上自衛隊の護衛艦）は中国の領海に侵入してきた。さらにステルス巡航ミサイル導入を進めている。再び戦火を交えることになるだろう」「地縁的に見れば日中は友好的であるべきだが、実際と願いは一致しない。日中は長期にわたる友好は難しい。政治ではそうだ」といった声が見られた。

一方で、「若い世代がたくさん交流することは良いことだ」「交流こそ未来につながる」「日中は互いに重要な貿易パートナー。協力こそがウィンウィン」「（友好と対立について）すべての国が同じだ。和睦もあれば衝突もある。協力もあれば競争もある。米国とイスラエル、中国と北朝鮮にだって友好しかないわけじゃない」「国は引っ越すことができないのだから平和友好しかない。口げんかはいいが殴り合いのけんか（戦争）はごめんだ」「心から両国の平和を願う」との声も寄せられている。

なお、10月には日本側の高校生が中国を訪問する予定だという。（翻訳・編集/北田）