なぜジャッキー・チェンの映画は客を呼べなくなってきているのか―中国メディア

anomado    2024年7月17日(水) 16時0分

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香港出身の世界的アクションスター、ジャッキー・チェンに関連し、中国のSNSウェイボーで16日、「なぜジャッキーの映画は客を呼べなくなってきているのか」とする話題がトレンド上位に浮上した。

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香港出身の世界的アクションスター、ジャッキー・チェン(70)に関連し、中国のSNS・微博(ウェイボー)で16日、「なぜジャッキーの映画は客を呼べなくなってきているのか」とする話題がトレンド上位に浮上した。

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中国メディア、極目新聞のウェイボーアカウントが、新京報の記事を引用する形で伝えたところによると、これまでに多くのヒット作を生んできたスタンリー・トン(唐季礼)監督とのコンビによる最新主演作「伝説」の興収は公開7日間で7000万元(約15億2600万円)超と振るわない。オンラインチケット販売大手、猫眼娯楽が運営する興行データ分析アプリ「猫眼専業版」は最終興収を約9200万元(約20億560万円)と予想している。

「伝説」は、タイムスリップ要素を取り入れた時代劇アクションで、2005年の「神話(邦題:THE MYTH/神話)」の続編に当たる。ジャッキー演じる考古学者が、自身の教え子が氷河を視察した際に発見した遺物が夢で見た玉と酷似していることに気付き、夢の謎を解くために冒険を始めるというストーリー。

ジャッキー演じる考古学者の前世は漢の武将という設定で、その登場シーンには人工知能(AI)技術によって27歳の時の顔が使用されているのも大きな見どころの一つとなっているが、観客から違和感を指摘する声も多く上がるなど不評が伝えられている。コンテンツレビューサイトの豆瓣(douban)では記事執筆時点で10点満点中5.4点と芳しくない。


新京報の記事は、「ジャッキー主演のアクション映画は近年、客を呼べなくなってきている。口コミも以前のそれに遠く及ばない」とし、その要因として「70歳を迎えてもアクション映画の分野で活躍し、スタントなしにこだわる姿勢は敬服に値するが、体力は以前に遠く及ばない」「またテーマも古臭く、アクションも斬新さに欠け、アクションとテクノロジーの融合も徹底されておらず、ジャッキーの相手役を演じられる若手俳優も今のところ存在しない」ことを挙げた。

ウェイボー利用者からは「問題があるとすれば、それは役者ではなくストーリーの方だと思う」「名作と呼べるのは『英倫対決(邦題:ザ・フォーリナー/復讐者)』までかな」「私はいつまでもあなたのファンであり続けます。どんなに興収を稼ぎ出せてもジャッキーを圧倒するようなスターなんていない」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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