中国の新興産業、電力消費が大幅増

人民網日本語版    2024年7月17日(水) 15時30分

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中国の2023年の電力が末端エネルギー消費に占める割合は28.1%に達し、米国、英国、ドイツなどの先進国を上回り、全体的に世界の上位を占めた。写真は新エネルギー自動車工場。

中国電力企業連合会がこのほど「中国電力業界年次発展報告書2024」を発表した。統計によると、中国の2023年の電力が末端エネルギー消費に占める割合は28.1%に達し、米国英国、ドイツなどの先進国を上回り、全体的に世界の上位を占めた。科技日報が伝えた。

電力消費は経済運営の重要なバロメーターだ。中国の電力需要は近年、堅調な成長を維持している。23年の社会全体の電力消費は9兆2200億kWhで、世界の電力消費の約33%を占めた。中国の電力消費は第14次五カ年計画(2021-25年)が始まって以来、年平均で約5700億kWh増えており、ドイツの年間の電力消費に相当する。

中国の電力消費構造が持続的に最適化されている。第2次産業のうち、23年のハイテクおよび設備製造業の電力消費は前年比11.2%増で、製造業全体の成長率を3.8ポイント上回った。うち太陽光発電設備製造の電力消費は同76.0%増で、新エネルギー完成車製造の電力消費は同38.8%増、充電・バッテリー交換サービスの電力消費は同78.1%増。新興産業の電力消費が高い成長率を維持していることは、中国の製造業生産が理想的な成長傾向を維持し、産業構造がハイテク、高付加価値に向かい最適化・高度化していることの現れだ。

同連合会発展部の張琳(ジャン・リン)部長は「エネルギーのグリーン・低炭素へのトランスフォーメーションの推進加速に伴い、末端エネルギー消費の電気化の傾向がより顕著になる。中国全土の末端エネルギー消費に占める電力の割合は30年に35%に達する見込みだ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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