韓国俳優が英名門大で慰安婦をテーマに講演=韓国ネットから称賛の声「尊敬する」

Record Korea    2024年7月18日(木) 6時0分

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15日、韓国・毎日経済によると、韓国の俳優チャ・インピョが自身の著書をテーマに英オックスフォード大学で講演した。写真はオックスフォード大学。

2024年7月15日、韓国・毎日経済によると、韓国の小説家で俳優のチャ・インピョが自身の著書「オンジェンガウリガカットゥンピョルルパラボンダミョン(いつか私たちが同じ星を見上げたなら)」をテーマに英国の名門オックスフォード大学で講演した。

記事によると、チャは最近開催された第1回オックスフォード韓国文学フェスティバルに招待された。講演を依頼した同大学アジア・中東学部のチョ・ジウン教授は、10月から始まる新学期の授業でチャの著書を教材として使用する予定だという。

講演を終えたチャは「学生だけでなく近隣の住民も参加できる講演だった」とし、「90歳の英国人男性が『ホロコーストは知っているが、日韓間の歴史については知らなかった』として感謝を伝えてきたことが印象的だった」と話した。

チャは1997年に「日本軍慰安婦として連行された韓国人のフンさんが55年ぶりに祖国に戻った」とのニュースを見て怒りや悲しみを覚え、その複雑な気持ちを吐き出すために小説を書き始めたという。それから試行錯誤を重ね、2009年に初の小説「チャルガヨオンドク」を刊行。有名俳優が小説を書いたという点で注目を集めたが、作品自体への関心度は高くなかった。一度絶版となり、21年にタイトルを変更して刊行した改訂増補版が「オンジェンガウリガカットゥンピョルルパラボンダミョン」だという。

チャは「自分が良い文章を書いたからオックスフォード大学の講演に呼ばれたとは思っていない」とし、「15年前に出たものである上に、ベストセラーでもなく、賞を取ったわけでもない私の本が選ばれた理由は一つ。慰安婦問題を扱っているから」と強調。「過去にフンさんを見て心を痛め、慰安婦被害者らの痛みに寄り添いたいと思った気持ちを小説として書いたものなので、被害者らの痛みを英国のオックスフォード大学で知ってもらえたと思う」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「本当に素晴らしい俳優だ」「かっこいい」「尊敬する」「チャ・インピョのような常識ある俳優がいてくれて頼もしい」「慰安婦被害者を政治に利用する韓国の政治家は彼から学んでほしい」「先進国の中で戦犯を称えても処罰されないのは韓国だけでは。顕忠日(殉国者と戦没将兵を追悼する日)に旭日旗を掲げた人を処罰できるよう、法改正が必要だ」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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