タイやベトナム産のドリアン、チリ産のシェリー、ニュージーランド産のキウイフルーツ、ケニア産のアボカド……昨今では、世界各地の旬の果物が中国の各大手卸売市場やスーパーに登場し、中国の消費者の食卓を豊かに彩っています。データによりますと、昨年中国に輸入された果物の価格は168億5000万ドルで、前年より15％増加しました。

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タイやベトナムのドリアン、ペルーのアボカド、ニュージーランドのキウイフルーツなどの輸入果物の販売量はここ数年、徐々に増加傾向にあり、現在では果物販売全体の40～45％に達しています。最近、広西チワン族自治区の南寧市でタイ東部産の「金枕」ドリアンが大量に店に並び、市民や果物業者が買い求めたり、仕入れたりしています。

中国の消費者の果物に対する需要増は、通関にかかる所要時間の短縮にも高い要求を突きつけています。雲南省磨憨（モーハン）国境検問所では、37個の標準コンテナを載せ、新鮮な果物を満載した中国・ラオス鉄道の国際貨物列車がわずか16分で入国手続きを終えました。

データによりますと、中国・ラオス鉄道の今年に入ってからの累計輸送越境貨物は248万7000トンを突破し、そのうち輸入果物は8万2281トンでした。通関手続きの円滑化や電子商取引プラットフォームおよび越境コールドチェーン物流システムの急速な発展によって、輸入果物はより効率的かつ手軽に中国市場に入るようになりました。（提供/CRI）