中国・湖南省長沙市で行われたアニメイベント「ACC動漫展」で和服と足袋のアニメキャラクターのコスプレをした女性2人が警備員から入場を拒否され、物議を醸している。

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同イベントは今月13、14日に行われたもの。現場で当事者の女性が撮影した動画には、制服を着た数人の警備員が「服は着替えたか？」と尋ね、女性らが「私たちはこれしか持ってないのよ」と言うと「じゃあ外に行きなさい」と指示する様子が収められている。

警備員は「入場しないか、服を着替えるかだ」とし、女性は「これはキャラクターのもの（コスプレ）で、これは“漫展（アニメイベント）”ですよ？」と反論。警備員は「（和服はダメだという）通知がしてあるだろう。もしなければわれわれが理不尽だと言っても構わない」と応じた。

女性は「お金を払ってチケットを買ったのに外にしかいられないの？」と聞くと警備員は「入ってもいいが和服を着てはいけない」と返答。女性は「チケットを購入した時にはそんな注意はなかった」と主張したが、警備員らは掲示してあると繰り返した。

同イベントの注意事項には「敏感な政治問題、民族問題、歴史問題、宗教問題にかかわる可能性がある服または服飾品を身に着けて来場してはならない」と記されているが、和服や足袋を禁止するとは明確に書かれていない。

中国のネットユーザーからは「これはひどい」「アニメイベントは元からして日本のもの。そんなことも知らないのか」「何を着るかは警備員に決める権利はないだろう。本当にとんでもない」との声が上がる一方、「警備員はよくやった」「何を着るか選択の自由はあるが、それによって起こることについては自己責任だ」「いっそアニメイベント自体を取り締まれ」といった女性らに批判的な声も出ている。（翻訳・編集/北田）

中国のアニメイベントで和服での入場を拒否され物議https://t.co/Vt8a1Mf1w8 pic.twitter.com/819wk1zWbg

— 中国動画 (@RC00547555) July 18, 2024