京アニ放火事件から5年、中国ネットからも追悼の声=「夢と情熱は受け継がれていくはず」

Record China    2024年7月18日(木) 14時0分

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18日、京都アニメーション放火事件から5年となり、中国のネットユーザーからも追悼のコメントが寄せられている。写真は京都アニメーション。

2024年7月18日、京都アニメーション(通称・京アニ)放火事件から5年がたち、中国のネットユーザーからも追悼のコメントが寄せられている。

19年7月18日に京都府京都市伏見区で発生した放火殺人事件で、青葉真司被告はアニメ制作会社・京都アニメーションの第1スタジオに侵入し、ガソリンをまいて放火。社員36人が亡くなり、32人が重軽傷を負った。殺人罪などで起訴された青葉被告は、今年1月に京都地裁で開かれた一審で死刑判決を受けたが、判決を不服として大阪高裁に控訴している。

今月18日、現場となったスタジオ跡地では追悼式が開かれた。同14日には京都府宇治市の「お茶と宇治のまち歴史公園」に事件の記憶を長く伝える象徴としての碑が建てられた。同碑は京アニのクリエーターが制作したもので、亡くなった36人を表す36羽の鳥がデザインされており、碑文には「夢と情熱を人から人へ」などの文字が刻まれている。

中国のSNS・微博(ウェイボー)で443万人以上のフォロワーを持つブロガーが、この碑文と共に「5年がたちました。京アニは21年から制作を再開しました。今年1月には、放火犯の青葉真司が死刑判決を受けましたが、事件が被害者や遺族、ファンに残した傷はまだ癒えていません」と投稿。すると、「夢をつくる人たちに敬意を」「安らかにお眠りください」「私たちの心の中の火は、決して消えません」「夢と情熱は人から人へと受け継がれていくはずです」などの追悼のコメントが寄せられた。

また、「もう5年もたったのですか…」「悲しいのは、真の京アニがあの火災で失われたことです」「このことを思い出すたびにとても悲しくなります。当時、放火のニュースを初めて聞いた時の衝撃を今でも覚えています…」「昨夜、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の歌を聴きながら悲しみに暮れていました。カレンダーを見たら、もう5年もたっていたことに気づきました」「なじみ深いアニメキャラクターを見て、36人のスタッフのことを思ったら、朝から泣いてしまいました。犯人への処罰では何の傷も癒せないけれど、生きている人たちは前に進むしかありません。そして、京アニがつくり出した美しさも続いていきます」などと、今もなお事件を悲しむ声も見られた。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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