CRI online 2024年7月18日(木) 16時0分
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今から400年以上前の明代の文化財の珍品が13日から14日にかけて、北京昌平明十三陵景勝地会場で披露されました。写真は金櫃(重要な文書などを収める金びつ)。
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今から400年以上前の明代の文化財の珍品が13日から14日にかけて、北京昌平明十三陵景勝地会場で披露されました。2日間の展覧会では、中国国内の10余りの博物館などからの計100点余りの国宝文化財が展示され、そのうち多くは初めて一般向けに公開されました。
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今回の明代文化財珍品特別展の展示品は主に皇室の貴重な器具で、「金翼善冠」(明の第14代皇帝・万暦帝の王冠)と皇后鳳冠のほか、明代末期に活躍した文人であり、特に書画に優れた業績を残した董其昌の真跡、金櫃(重要な文書などを収める金びつ)、『永楽大典』嘉靖副本などの国宝文化財も登場しました。明代文化の多様性と豊かさ、明代特有の生活美学を十分に示しており、見学客はこの重要な歴史時期の文化遺産を深く理解し、鑑賞することができます。
このうち、「金翼善冠」は明定陵地下宮殿の万暦皇帝の棺の中から出土し、重さはわずか826グラムで、折れ曲がった角が漢字の「善」の字に似ていることから名付けられました。この冠はすべて極細の金糸で編まれており、複雑な構造、均等に開けられた穴、滑らかな線が明代の金銀細工の高い技術を十分に反映しています。
十二龍九鳳冠は孝靖皇后の随葬器物箱の中に収められていたもので、十二龍九鳳が飾られた皇后の礼装用の冠で、勅命を受けるときや寺院への参拝、宮廷の集まりの際に着用します。ひすいをちりばめて作られた十二龍九鳳冠は、当時の最高レベルの宝飾品はめ込みや金加工などの技術を表しています。
金櫃は明清二代の皇室公文書倉庫に保管されていたもので、皇帝の実録、聖訓(明代は「宝訓」と呼ばれる)などの貴重な典籍を収めるために用いられ、本体にはクスノキが使われ、外側を金銅皮で包み、雲龍紋の図案を刻んでいます。
明十三陵景勝地では今後、文化遺産の公開範囲を徐々に広げ、2030年までに明十三陵帝陵のすべての陵墓を開放するという目標を達成するということです。開放計画は2024年から2030年までの3期に分かれ、そのうち1期は2024年から2025年までで、思陵(毅宗・崇禎帝)、永陵(世宗・嘉靖帝)を開放し、第2期は2026年から2028年までで、茂陵(憲宗)、泰陵(孝宗)、徳陵(熹宗)、新行宮遺跡を開放し、3期は2029年から2030年までで、献陵(仁宗)、裕陵(英宗)、慶陵(光宗)の順で開放します。(提供/CRI)
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