中国の船舶輸出が絶好調―中国メディア

Record China    2024年7月19日(金) 15時0分

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18日、環球網は、中国の船舶輸出が好調な状態を持続しており、今年1〜6月の輸出額が前年同時期の2倍近くに達したことを報じた。

2024年7月18日、中国メディアの環球網は、中国の船舶輸出が好調な状態を持続しており、今年1〜6月の輸出額が前年同時期の2倍近くに達したことを報じた。

記事は、中国工業・情報化部のデータで、今年1〜6月に中国で建造が完了した船の総量は2502万トン(積載量換算)、新規受注量は5422万トン(同)、手持ちの注文量は1万7155トン(同)となり、いずれも世界シェアの50%以上を占めたことが明らかになったと紹介。同時期の船舶輸出額は前年同期比91.1%増と顕著な伸びを見せ、すべての輸出商品中で最大の伸び率になったと伝えた。

その上で、中国の造船業が今世紀に入って急速に発展し始め、2008年には年間の完成量、新規受注量、手持ち受注量の3大指標すべてで日本を上回り世界2位になると、10年には韓国を抜いて世界一の造船大国になったとし、以後14年連続で国際造船市場シェア世界一の座を保っていると紹介した。

また、中国商務部研究院学位委員会委員の白明(バイ・ミン)氏が中国の造船業について、以前は造船大国でありながらもローエンドのモデルに集中しており、日韓両国とは顕著な差があったものの、ここ数年はハイエンドモデルでブレークスルーを実現して世界シェアを拡大し、世界の造船産業で揺るぎない地位を獲得したとの見方を示したことを伝えた。そして、今や新規受注量は世界の74.7%を占め、スケジュールはすでに27年末までいっぱいの状態になっているとした。

記事は、ハイエンド分野での大きな飛躍により日韓を上回り世界トップに立った中国の造船業の今後について、白氏が「技術力をさらに高めて製品の付加価値を増やすこと。品質を確保した上でコストダウンに取り組み競争力を高めること。中国の産業チェーン、サプライチェーンの完全性という強みを十分に生かすこと」などを課題として挙げたことを併せて紹介している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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