アニメ「鬼滅の刃」の不合理な点―中国メディア

Record China    2024年7月20日(土) 23時10分

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17日、中国の大手ポータルサイト・捜狐に、アニメ「鬼滅の刃」にどんな不合理な点があるかを紹介した記事が掲載された。写真は鬼滅の刃。

2024年7月17日、中国の大手ポータルサイト・捜狐に、アニメ鬼滅の刃」にどんな不合理な点があるかを紹介した記事が掲載された。(本記事はネタバレを含みます)

記事は、「『鬼滅の刃』のストーリーや設定に不合理な点があると感じたことはあるだろうか?」と問いかけ、5つの点を挙げた。1つ目に「鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の敗北」を挙げ、「無惨は最も長く生きている鬼で、その実力は圧倒的だ。もし珠世の秘薬がなかったら、鬼殺隊をどれだけ虐殺していたか想像もできない。しかし、無惨は鬼の始祖として非常に有利な立場でありながら、適切に鬼を管理することができずに敗北した。もし彼の周りにもう1体の鬼がいれば敗北することはなかっただろう。また、無惨は前半では臆病な性格として描かれているが、無限城編では非常に強気な態度を見せている。このギャップが少し唐突であり、無惨のキャラクター設定と行動モデルに矛盾が生じている。さらに、下弦の鬼たちを集めて行われた会議では、無惨が直接下弦の鬼たちを一掃した。彼らを使って戦わせたり、もっと力を与えてみたりするのも1つの手であったが、鬼殺隊に手を出させることもなく、無惨自身が彼らを処分してしまった」と指摘した。

2つ目は「上弦の鬼の日常」であるとし、「上弦の鬼は数百年にわたってもその実力や地位が変わらず、柱と戦っても簡単に勝つことができる。では、彼らは日常で一体何をしているのだろうか?」と言及。「上弦の壱である黒死牟(こくしぼう)は、外で人を斬る以外には囲碁を打っているというが、数百年かけても鬼殺隊本部を見つけることができなかった。上弦の弐である童磨(どうま)は邪教の教祖として活動し、裏では教徒たちを食っている。上弦の参である猗窩座(あかざ)は、全国を巡って青い彼岸花を探し、上弦の肆である半天狗(はんてんぐ)は1日中潜んで何をしているのか分からない。上弦の伍である玉壺(ぎょっこ)は情報収集をしていたようだが、実際には壺を作っていた。上弦の陸である妹・堕姫(だき)は吉原遊郭で接客し、兄・妓夫太郎(ぎゅうたろう)は寝ていたのである」と説明した。

3つ目は「青い彼岸花の捜索」だとし、「無惨は何千年も生きているにもかかわらず、鬼を使っても青い彼岸花を見つけられなかった。考えをめぐらせれば、昼間の捜索に人間を使うこともできただろう。たとえ鬼が昼間に活動できなくても、下弦の壱である魘夢 (えんむ)の能力を使って多くの人間を捕まえ、探させることもできそうだが、皮肉にも彼を前線に送り込んでしまった。無惨は人を適材適所に使うことが全く分かっていない」と断じた。

4つ目は「鬼殺隊の選抜方式」だとし、「鬼を倒す集団・鬼殺隊の最終選別には問題がある。最終選別に参加した少年・錆兎(さびと)は、当時の冨岡義勇よりも強い剣士だったが、選別試験中に仲間を守るために死んでしまい、運良く生き残った他の剣士たちが隊員に選ばれた。義勇は最終的に水柱になったが、初めから最終的に淘汰(とうた)されていくような実力不足の隊員を選別しなければ、このような無駄なリソースを使わずに済んだのではないか。これは能力のある人が率先して働き、能力のない人がのんびり過ごして得をするという職場の奇妙な現象に似ている」と論じた。

5つ目は「刀鍛冶の里編のストーリー」だとし、「上弦の鬼たちは数百年間、敗北を経験したことがなく、その実力に応じたランキングに位置している。遊郭編では音柱の宇髄天元(うずいてんげん)と竈門炭治郎(かまどたんじろう)、我妻善逸(あがつまぜんいつ)、嘴平伊之助(はしびらいのすけ)、そして3人の宇髄の妻が協力してようやく堕姫と妓夫太郎を倒したが、刀鍛冶の里編で登場した上弦の伍の玉壺は、口が達者なだけで戦闘はまるで遊びのようだった。特に物語の前半では、血鬼術『水獄鉢(すいごくばち)』を使って霞柱の時透無一郎(ときとうむいちろう)を一撃で倒せたはずが、途中からただ刀を研いでいるだけの刀鍛冶に執着してしまった。玉壺が無一郎に倒されたことに不満はないが、玉壺は上弦の伍としての実力を全く発揮していなかった。それに比べて遊郭編の上弦の陸との戦いは戦闘シーンがより壮大で激しかったため、刀鍛冶の里編では物足りなさを感じた。さらに、無惨は上弦の肆と伍を一緒に行動させたが、鳴女はなぜ彼らを一緒に転送できず、別々の場所に転送してしまったのかが疑問だ。結局、半天狗は村の中で熱心に戦った一方で、玉壺は村の外で何もせずに時間を過ごしていた」と言及した。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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